久しぶりに陸上競技についての投稿です。
私のブログの旅行記について…「ユニークな旅行が多いですね」「結構マニアックな旅ですね」というコメントが多いので、お答えも含めて今年のフィンランド旅の続きを投稿します。
私はマスターズ・アスリート🏃♂️陸上競技選手です💦💦💦
私は陸上競技選手です。と言っても・・・もう現役は引退した世代ですが「まだまだ競技を楽しみたい!」「同じ世代のライバル達とはいつまでも競い合いたい!」・・・ということで、マスターズ・アスリートです。
マスターズ競技とは年齢別(40代、50代…)にクラスを設定した公認スポーツです。競技は水泳や陸上、球技などの個人競技から、ラグビーやテニス等の団体競技まで、現役世代と同様に幅広く展開されています。私の所属する日本マスターズ陸上連盟は、日本実業団陸上競技連合等と同じように日本陸連の加盟団体です。
陸上マスターズクラスは満35歳以上から全日本選手権や国際大会への出場できます。登録選手はやはり学生時代から競技を続けている社会人が多いですが、健康増進のために始めたランニングが高じて本格的に選手になったり…元オリンピック代表の選手も出場していますよ。憧れのオリンピック選手と一緒に走れるなんて最高の体験になります。
スパイク1足抱えて…『かけっこの1番』を目指して世界を旅するアスリート🛫🌍
今年開催された『世界陸上2022 オレゴン大会』で番組MCの織田裕二さんは「地球に生まれてよかったー!」と名言を叫んで卒業しました。その織田裕二さんが世界陸上中継の最後を締めくくったコメント「世の中には魅力あるスポーツがありますが、かけっこをしない地域はありません。」「(陸上には)こころが揺さぶられる人間ドラマがありました。」「たくさん元気をもらいました!」。
そうなんです。 世界中でかけっこをしない地域はありません。 だったら…『かけっこの1番』になってみよう!と始めたのがマスターズ陸上競技の海外遠征です。世界各地で開催されるマスターズ陸上競技大会に出場して、同世代のライバル達と競い、そして友達の輪を広げる…そんな世界の旅を私は楽しんでいます。
コロナ禍で中止が続いていた国際大会も…今年 世界選手権大会が3年ぶりにフィンランドのタンペレで開催されました。私も久しぶりの大会に出場です。コロナ禍で中止になる直前の2019年度には2つの大きな国際大会に出場していたので、少し振返ってみます。
オリンピック銀メダリスト朝原選手と一緒に目指したアジアチャンピオンへの道 2019
アジアのチャンピオンに挑戦しました。アジア選手権大会(2019Asia Masters Athletics Championships–Kuching)の開催地はマレーシア・クチンでした。東南アジアの蒸し暑い気候の中で過酷な戦いになりました。4×100mリレーの日本代表チームではアンカーにも挑戦、元オリンピック代表で北京大会の銀メダリストの朝原宣治さんとも一緒に日本代表チームの優勝に貢献できたのは嬉しい想い出となりました。
個人としてはリレーを含め6種目に出場し、優勝(金メダル)2個、準優勝(銀メダル)3個、第3位(銅メダル)1個と、全種目でメダル獲得となりました。 アジア・チャンピオンを達成しました。
陽気なトリノっ子の声援に実力以上の力が生まれたヨーロッパ選手権イタリア大会 2019
2019年7月にはヨーロッパ選手権大会(2019European Masters Games–Torino)に挑戦。開催地イタリアのトリノでは陽気な地元っ子の熱い声援を浴びて、実力以上の力が発揮できました。成績は4種目に出場し、優勝(金メダル)2個、準優勝(銀メダル)2個を獲得しました。200mとハードルの2種目でヨーロッパ・チャンピオンになりました。この年2つ目の大陸チャンピオンです。
🎊待ちわびた3年ぶりの世界選手権大会の開催はフィンランド・タンペレ
そんなことで…
今回のフィンランド旅は『世界マスターズ陸上選手権・フィンランド大会』への出場です。コロナ禍で国際的な競技大会も3年ぶりの開催となりました。大会会場はタンペレの「Tampereen Ratinan stadion」。このスタジアムは地元のサッカーチーム「タンペレ・ユナイテッド」のホームグラウンドであり、国際的な競技大会も数多く開催され、他にもコンサート会場として海外の有名アーティストが集う等、タンペレ市民の文化の発信地ともなっています。
この地で世界マスターズ陸上選手権は2022年6月29日から13日間の熱戦が繰り広げられました。
3年ぶりの世界選手権大会には87カ国が参加🏆✨久しぶりの熱気です
6月28日開会式とともに世界マスターズ選手権大会(World Masters Athletics Championships Tampere 2022)が開幕しました。参加国数は87ヵ国、約4500人のアスリートの出場です。今回はまだコロナ禍やウクライナ侵攻の影響もあり、以前の大会に比べると少なめです。
開会式のセレモニーではアメリカの元オリンピック代表のマイク・パウエル選手が登場しました。マイク・パウエルさんは1991年の世界陸上東京大会の走り幅跳びで65連勝中だったカール・ルイスを破った選手で、その時の記録8m95cmは未だに破られない伝説の大記録となっています。現在は58歳でマスターズ陸上に参戦、今大会でも活躍していました。こんなレジェンドとも戦えるのがマスターズ陸上の醍醐味ですね。
(※ここからの写真で大会公式サイトで掲載されているものには顔にモザイク処理はしていません。)
私は…800mで銅メダル獲得🥉国際大会4連続のファイナリストに🏆
日本チームはやっとコロナ規制が緩和されつつある中、なんとか大会に出場することができました。
私もコロナ禍での練習不足を取り返すために急ピッチで仕上げ、大会出場にやっと間に合いました。スタジアムに到着してまず感じたのが『澄みきった青空』です。2年以上も続いたマスクの生活から解放されて、思いっきり深呼吸ができる嬉しさがこみ上げてきました。
そして大会に突入。最初のレース800mでは予選を無事通過。久しぶりの決勝に緊張しながらも、ゴール前の直線でラストスパート!なんとか3位に食い込み銅メダルを獲得しました。コロナ禍で十分な練習も体調管理もできなかったけれど、”勝ちたい”気持ちだけは失っていませんでした。最後のラストスパートは体力でもスキルでも無く、”気持ち”でした。これで…絶好調だった2019年度からコロナ自粛期間を乗り越えて、国際大会4連続でのファイナリスト(入賞)に繋がりました。
ただ、2種目目のハードル決勝の途中でハムストリングを痛め、やっと6位でのゴール。その後のレースはリタイア状態となってしまいました。一喜一憂の復帰第一戦となりましたね。
チームワーク抜群の日本選手団🇯🇵レジェンドたちの刺激を受けさらに高みに🔥
コロナ禍で厳しかった日本の渡航規制も徐々に解除され、日本選手団もなんとか海を渡り世界選手権に参加できました。いつもに比べると人数は少ないものの精鋭揃いです。内田団長のリードのもとチームワークの良さはピカイチです。フィンランドのスタンドに響く日本語の声援がとても力になりました。
日本選手団の皆さんを紹介したいのですが、全員に確認を取っていないのでモザイク入りの紹介なのが残念です。どの選手も日本を代表するレジェンド級の選手ばかり、今迄の陸上歴を聞くと驚くばかりです。大会中にお互いのトレーニング方法やスキルを教えていただく機会も多く、最高に贅沢な時間が過ごせました。
ワールドカップ当選🏆それも日本戦予選ラウンド3試合!あのドーハの奇跡のチケット!!! ブログ更新している今朝(12月19日)、FIFAからワールドカップ決勝の速報メールが届きました。(公式)[…]
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行った人にしかわからない海外旅行情報を最新版で届けます。 私は現在、世界一周旅行進行中です。今まで250回を超える海外旅行をしてきましたが、初めての世界一周旅行です。私の場合…仕事の合間を縫っての海外旅行なので[…]
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