ヨーロッパ中から集まったアスリートとサポーターが北欧タンペレの夏を満喫
今回のタンペレへの訪問の目的は「European Masters Games(ヨーロッパ・マスターズ選手権)」への出場です。コロナパンデミックが明けた2022年から始めた「世界五大陸制覇!CHALLENGE」の旅、第3戦目の大会となります。
タンペレに到着すると街中に「2023 European Masters Games 」のポスターやフラッグがはためき、盛大な歓迎の雰囲気に気分が盛り上がります。
ここタンペレでは1年前の2022年にも「2022 World Masters Athletics Championships(世界マスターズ陸上選手権)」が開催され、私は第3位に入賞し銅メダルを獲得した相性のいい会場です。
スパイク1足抱えて…『かけっこの1番』を目指して世界を旅するアスリート🛫🌍
昨年開催された『世界陸上2022 オレゴン大会』で番組MCの織田裕二さんは「地球に生まれてよかったー!」と名言を叫んで卒業しました。その織田裕二さんが世界陸上中継の最後を締めくくったコメント「世の中には魅力あるスポーツがありますが、かけっこをしない地域はありません。」「(陸上には)こころが揺さぶられる人間ドラマがありました。」「たくさん元気をもらいました!」。
そうなんです。 世界中でかけっこをしない地域はありません。 だったら…『かけっこの1番』になってみよう!と始めたのがマスターズ陸上競技の海外遠征です。
「世界5大陸の制覇!への旅」は次にヨーロッパ大陸チャンピオンを目指す
コロナ・パンデミックから解放され再開された国際大会で、新たに目指した目標が『世界5大陸の制覇!』への挑戦です。一直線でゴールを目指したピンポイントの旅ではなく、各国の選手仲間を訪ねて寄り道しながらプロセスも含めて最終的なゴールも楽しむ旅を歩んでます。
昨年からスタートした「世界5大陸の制覇!への旅」は、2022年11月オーストラリア・ゴールドコーストで開催された「2022 Pan Pacific Masters Games(環太平洋選手権大会)」で優勝しオセアニア大陸チャンピオンに、今年の5月には韓国開催の「2023 Asia Pacific Masters Games(アジア太平洋選手権大会)」で優勝しアジア大陸チャンピオンへと、階段を1歩ずつ登ってきました。
そして、今大会ではヨーロッパ大陸チャンピオンへの挑戦です。
北欧の森と湖に囲まれたスタジアムで展開される
🏃♂️🚴♂️🏌️♂️15日間の熾烈な戦い
競技会場となった Tampere Stadium「 Ratinan Rantatie」は街の中心部に位置していて、タンペレのシンボル的存在です。このスタジアムはフィンランドを代表する国際基準の競技場で、過去にも数多くの国際大会が開催され、地元のサッカーチーム「Tampere United(タンペレ・ユナイテッド)」の本拠地であったり、時にはコンサート会場として海外から有名アーティストが訪れる等、市民の憩いの場となっています。
懐かしの2022世界選手権大会🏆✨3年ぶりの開催に蘇ってくる久しぶりの熱気
2022年にこのスタジアムで開催された世界マスターズ陸上競技選手権は大盛りあがりでした。コロナパンデミックで3年間中止が続いていた国際大会が、復活した記念の大会で世界中から待ち構えていたアスリート達が集結し熱戦が繰り広げられました。当時の模様「2022 World Masters Athletics Championships(世界マスターズ陸上選手権)」を少し振返って紹介しましょう。
31年間も破られない伝説の現世界記録保持者
マイク・パウエル選手の開会宣言で大会スタート
日本選手団も大活躍
私は…800mで銅メダル獲得🥉
国際大会4連続のファイナリストに🏆
私自身は2022年世界マスターズ陸上競技選手権で800mに出場し第3位(銅メダル)、300mハードルでは第6位入賞しました。3年ぶりの国際大会でしたが、コロナ・パンデミックで大会が中断していた間も地道に重ねてきた練習が実った結果となりました。
日本チームとしても、赤堀弘晃さんや今泉愛子さんら往年のレジェンド級の選手が出場し、金メダル5個、銀メダル1個、銅メダル3個を獲得し優秀な成績を収めました。
チームワーク抜群の日本選手団:レジェンドたちの刺激を受け、さらなる高みに🔥
本場ヨーロッパの大会は強豪がひしめく激戦地🏃♀️
世界五大陸制覇の夢に届くか🏃♂️🏃♂️
そして、今回「2023 European Masters Games(ヨーロッパ・マスターズ選手権)」は2023年6月26日に開幕し15日間に渡って、29競技に約5,000名を超えるアスリートが集結し、熱戦が繰り広げられました。
残念ながら、ヨーロッパは異常気象に見舞われ、タンペレも酷暑と暴風雨が繰り返し襲ってくるような天候が続きました。予選ラウンドでは雨が降り続き体調を崩す選手も続発し厳しい戦いでした。
4種目で優勝🥇🥇🥇🥇念願のヨーロッパ・チャンピオンとなり五大陸制覇にまた1歩前進⏫
厳しい天候の中で行われた今大会でしたが、私は宿泊ホテルのジム施設を効果的に使い、体調管理を維持し試合に臨むことができました。(宿泊した Courtyard by Marriott Tampere City のトレーニングジムは設備も整い、無料で使用できたので最高でした)
試合の方は…初戦となった100mは残念ながら競り合ったものの、わずかに0.04秒差で2位となってしまいました。しかし、不安を抱えていた足の怪我にも影響なく、後半まで走り切れる自信をつけたレースとなりました。
2レース目の800mでは得意とする持久力を生かし、終始リードを保ち優勝!その後も好調さを維持して、200m、300mハードル、400mと順調に勝ちきることができました。全体を通して金メダル4個、銀メダルを1個獲得する好成績を収めることができました。この1年間は、低酸素ジムでのトレーニング効果か、絶好調です。
これらの優勝でヨーロッパチャンピオンとなり、「世界五大陸制覇!CHALLENGE」もチャレンジ3連勝!チャンピオンシップ(選手権者)を獲得し、ヨーロッパ大陸で3大陸制覇を果たしました。これで世界の大陸5分の3を制覇し半分を超えました。
世界5大陸制覇チャレンジの2023年度の試合はこれで終了です。次は2024年夏、アメリカのクリーブランドで開催される「2024 Pan-American Masters Games(全アメリカ大陸選手権大会)」へのチャレンジを目指します。
遠回りのヨーロッパ🛫久しぶりに日本航空に乗ってみたら…驚きの進化 1年ぶりにフィンランドに行ってきました。今回のフライトは羽田空港から日本航空(JL 0047便)です。実は私はANAのプレミアム会員なので…ふだんは[…]
70kmも続くコーラルリーフ。世界有数のビーチパラダイスで開催されたシニアスポーツの祭典🏆 『世界五大陸チャレンジの旅』の第1弾はオーストラリアのゴールドコーストで開催された「Pan Pacific Masters[…]
羽田発ANA便は韓国・金浦空港まで2時間20分で到着🛫ほぼ満席の状態に戻ってきましたね韓国に行ってました。 想い出多い旅になったのでしっかりと投稿したかったのですが、もう次の旅が迫ってきてしまい…こ[…]
新たに目指す目標は『世界5大陸の制覇!』への挑戦。楽しくそしてハードに世界を旅してます。 私は日本陸連所属のマスターズ(シニア)・アスリートです。 50代でメタボ体型をダイエットしようと始めたランニングでし[…]
行った人にしかわからない海外旅行情報を最新版で届けます。 私は現在、世界一周旅行進行中です。今まで250回を超える海外旅行をしてきましたが、初めての世界一周旅行です。私の場合…仕事の合間を縫っての海外旅行なので[…]
『自分だけの海外旅行に出かけよう!!』そんな情報ブログです。旅行計画を立てながらもっと情報が欲しい人、出発日直前になって今すぐ現地情報を確認したい、そんな人のために、少しでも役立てたいと願うサイトです。【最新情報:[…]