コロナパンデミックでお休みしていた海外旅。再開後の最初の訪問地はでタンペレ(Tampere)です。
タンペレはフィンランドを代表するテキスタイル「フィンレイソン」が生まれた工業都市として、 フィンランド第2位の都市(人口36万人)へと発展してきました。
一方で湖水地方の玄関口として、ネシ湖(Näsiselkä)とピュハ湖(Pyhäjärvi)の 2つの大きな湖に挟まれた自然豊かな街でもあります。 首都ヘルシンキから鉄道で約1時間半の距離にあり、ほどよい都会感と豊かな自然のバランスが好まれ、フィンランド人が選ぶ「住みたい町」「行きたい旅行先」の上位にランクインする人気の町のようです。
ダイジェストでタンペレの観光ポイントを紹介します。
★ムーミン美術館・サウナ・グルメ・ショッピングについては、個別に詳しいレポート「タンペレ:ムーミン美術館編」「タンペレ:グルメ編」「タンペレ:ショッピング編」「タンペレ:サウナ巡り編」を、別のブログで続けて投稿する予定で準備しています★
- 1 タンペレ中心部の港🚢『Ratinan Suvanto Harbour』を囲んで自然豊かな街が広がってます。
- 2 陽射しをいっぱいに浴びたいフィンランド市民に愛される『Laukontoriの青空マーケット』🥣🍏
- 3 街のシンボル『タンペレ中央広場(Keskustori Square)』を中心にメインストリートが広がる。
- 4 タンメルコスキ水路に沿って広がる『コスキプイスト公園(Koskipuisto)』 の🌺🌼花の遊歩道。
- 5 フィンランドを代表する建築とフレスコ絵画が映える『タンペレ大聖堂(Tampere Cathedral)』
- 6 タンペレと言えば絶対に外せない『ムーミン美術館』世界に一つのここだけのお土産紹介します。
- 7 湖水地方を一望する🔭🌈『ピューニッキ展望塔(Pyynikki Observation Tower)』に登ってみた。
- 8 氷河期に形成された世界最大の砂利の尾根ピューニッキを越えるとカラフルな街並み『ピスパラ』
- 9 昔懐かしい北欧の村で買い物してみる?『タリピハ・ステーブル・ヤード』で素敵なお土産探し。
- 10 サンナ・マリン現首相の出身校👩🎓タンペレ大学周辺は湖水地方の自然をいっぱいに感じる散歩道。
- 11 青空マーケット「タメラ広場(Tammela Square)」 で地元の人達の生活に触れてみる🍓🌻👵
- 12 タンペレと言えば『サウナの聖地』🧖♀️🏊♂️熱々の身体を湖に飛び込んで冷やす!整います!
タンペレ中心部の港🚢『Ratinan Suvanto Harbour』を囲んで自然豊かな街が広がってます。
タンペレ駅から徒歩約10分程のところにある港が Ratinan Suvanto Harbour です。タンペレの街を挟むネシ湖(Näsiselkä)とピュハ湖(Pyhäjärvi)のをつなぐ運河のようなタンメルコスキ川が大きく広がり湾になっています。流れる水は空の青さも映し、とても美しく輝いていました。この湾を囲むように青空マーケットや商業施設、バスターミナル、スタジアムが並び、市民の便利な憩いの場になっています。観光客にとっても、まず最初に立ち寄りたい所です。
陽射しをいっぱいに浴びたいフィンランド市民に愛される『Laukontoriの青空マーケット』🥣🍏
フィンランドでは港のオープンマーケットが何処に行っても人気ですね。タンペレでも同じでたくさんの地元の方や観光客が集まってきます。アパレルや雑貨、そして地元の名物でありフィンランド人の母の味「サーモンスープ」のお店が並びます。
街のシンボル『タンペレ中央広場(Keskustori Square)』を中心にメインストリートが広がる。
駅からメインストリートを歩いて約5分、ハメーンシルタ橋(Hämeensilta Bridge)を渡った所にタンペレ中央広場があります。市庁舎、市中央事務所ビル、タンペレ旧教会、タンペレ劇場、バスターミナルが囲んでいます。繁華街の中心らしく、東西に延びたメインストリートにはSokosデパートや専門店のMarimekko、タンペレの台所と言われる中央市場(Tampereen Kauppahalli)が連なっています。
タンメルコスキ水路に沿って広がる『コスキプイスト公園(Koskipuisto)』 の🌺🌼花の遊歩道。
フィンランドを代表する建築とフレスコ絵画が映える『タンペレ大聖堂(Tampere Cathedral)』
タンペレ駅から徒歩わずか5分の距離、赤屋根と石造建築のタンペレ大聖堂は中世の雰囲気を漂わせる、ナショナル・ロマンティシズムの代表的な建築物で街のシンボル的存在です。
フィンランドを代表する建築家ラルス・エリエル・ソンク(Lars Eliel Sonck:1870.08.10 – 1956.03.14)によって設計されたタンペレ大聖堂は1902~1907年に建築されました。
祭壇画はフィンランド象徴主義の代表的画家クヌート・マグヌス・エンケル(Knut Magnus Enckell :1980.9.9 – 1925.11.27)の横10mにも及ぶ大作です。また、フィンランドの国民的画家ヒューゴ・シンバーグ(Hugo Gerhard Simberg:1873.06.24 – 1917.07.12)作の「傷ついた天使」や「死の庭」などの有名作品を見ることができますよ。
タンペレと言えば絶対に外せない『ムーミン美術館』世界に一つのここだけのお土産紹介します。
タンペレ訪問の目的が「ムーミン美術館(Moomin Museum)」という人多いですよね。フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの「ムーミン・シリーズ」は子供も大人も楽しめる、世界中にファンがいるほのぼのとしたの作品の1つですね。
そしてムーミン美術館は…(美術館の公式コンセプトをご紹介しましょう)
『ムーミン美術館は、すべての年代のムーミンと芸術を愛する人のための体験型美術館です。ムーミンたちの冒険物語を臨場感豊かに体験しましょう。常設展では、トーベ・ヤンソンが描いたムーミン挿絵の原画とともに、ムーミンの物語世界へとご案内します。館内では、『楽しいムーミン一家』に登場する飛行おにの帽子に入ってムーミン谷の不思議体験や、ムーミンの物語を立体的に再現した作品の精巧かつ遊び心にあふれたディテール、宇宙にまたたく「彗星」など、見どころがいっぱい。企画展スペース「オブザバトリー」では定期的に企画展を開催し、リピーターの来館者にも常に新たな体験を提供します。』
※「ムーミン美術館」や隣接するレストラン「TUHTO」についてはたっぷり見学してきました。詳しくは別ブログの「タンペレ:ムーミン編」で紹介します。作成中ですので、もう少しお待ちください。
タンペレで一番の人気観光スポット「ムーミン美術館 」にはいつも笑顔が溢れてます😊😊😊 フィンランドを象徴するシンボルといえば「ムーミン」ですね。そのムーミンと作者「トーベ・マリカ・ヤ[…]
湖水地方を一望する🔭🌈『ピューニッキ展望塔(Pyynikki Observation Tower)』に登ってみた。
タンペレ市街地のすぐ西側には氷河期に形成された世界最大の砂利の尾根であるピューニッキ尾根があります。今日はそんなハイキング道を目指します。
タンペレの中心部からバスで約10分。山道を登っていくと森の中に、ムーミンの絵本に出てきそうな石造りの展望塔が現れます。これがピューニッキ展望塔(Pyynikki Observation Tower)です。
塔の高さは26m、山頂の高さが標高72mなので、約100mの眺望です。タンペレの街だけでなく湖水地方が一望できます。展望台は1888年に最初に木造形式で建てられましたが、1918年の独立内戦で倒壊してしまいました。その後タンペレ市150周年を記念して1929年に現在の赤い花崗岩造りで建てられたました。営業時間は09:00-21:00(夏季:季節による)、入場料金は2€でした。
氷河期に形成された世界最大の砂利の尾根ピューニッキを越えるとカラフルな街並み『ピスパラ』
ピューニッキの尾根道を歩いて約15分で、フィンランドらしいカラフルな木造住宅が建ち並ぶ住宅街ピスパラ地区に到着です。
このエリアの一角にあるのがピューキメッタ公園(Pyykkimettä Park)です。何の変哲もない公園ですが、ベンチに座ってみると…目の前に絶景が…ピュハ湖とその先に広がる湖水地方が一望できるのです。さっきのピューニッキ展望塔からの俯瞰した眺めと違って、自然に溶け込むような優しい風景が楽しめますよ。
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昔懐かしい北欧の村で買い物してみる?『タリピハ・ステーブル・ヤード』で素敵なお土産探し。
タンペレの中心部から歩いて10分ほど、タリピハ・ステーブル・ヤード(Tallipiha Stable Yards)という名の小さな村?があります。ここは19世紀から続いたフィンレイソン綿工場の厩舎跡地に、その懐かしく親近感の湧く雰囲気を残しながら生まれ変わった商業施設です。
お店では、可愛らしい手芸品、雑貨、花をちりばめたチョコレート・・・と旅行客にとっても、お土産に選びたい品々が並んでいます。カフェのテラス席で癒されながら、フィンランドのゆっくりとした時間の流れを味わってみるのもいいですよ。
今日はちょっとタンペレの西郊外の市立公園(Näsi Park:Näsinpuisto)あたりを散策してみます。
そしてティチアイネン童話公園と市立公園地帯の一角にあるのが「タリピハ・ステーブル・ヤード(Tallipiha Stable Yards)」です。19世紀の厩舎跡を利用したスポット。木製の板塀に囲まれた敷地に一歩足を踏み入れると、そこは北欧の田舎の村のようです。(私の勝手な感想ですが・・・)数軒のお店やカフェ、そしてミニ動物園が併設されています。子供達が楽しそうに走り回っていますが、大人も童心に帰れる感じのどこか懐かしい雰囲気が漂っています。可愛らしい外観のカフェや雑貨・スイーツショップが集まり、おみやげ探しにもぴったりです。
※ショップの詳細についてはショップ編のブログで紹介します。(近日投稿予定)
サンナ・マリン現首相の出身校👩🎓タンペレ大学周辺は湖水地方の自然をいっぱいに感じる散歩道。
生徒数2万人を越えるフィンランド第2位の大学です。現在のフィンランド首相のサンナ・マリンもこの大学の出身です。駅から東南方向へ徒歩で約10分、イーデス湖(Iidesjärvi)に接する緑の多い自然豊かなキャンパスが広がります。
このイーデス湖周辺が最高にフィンランドを感じる散歩コースです。北海道のような形をした湖を一周すると、美しい景色の水辺や緑に囲まれた公園、色とりどりの民家が連なり、タンペレの駅周辺では一番湖水地方の自然を感じることのできるエリアです。本当のタンペレを味わいたいなら、この辺を散策するのが絶対のおすすめですよ。
青空マーケット「タメラ広場(Tammela Square)」 で地元の人達の生活に触れてみる🍓🌻👵
タンペレ駅の東側は観光エリアというよりは地元市民の生活の場です。駅から徒歩で約10分程のところにあるのが タメラ地区です。ショップやレストランが軒を連ねていますが、利用しているのは地元の人達がほとんどです。その中心に位置しているのがタメラ広場(Tammela Square)。ふだんから出店(屋台)が常設され青空マーケットになっています。特に週末には凄い人出で賑わっていました。
タンペレと言えば『サウナの聖地』🧖♀️🏊♂️熱々の身体を湖に飛び込んで冷やす!整います!
タンペレはサウナの中心地。市近郊50ヵ所以上の施設が散在しています。中心部にはお洒落な最新施設もオープンしていますが、やはり行ってみたいのは地元の人達に愛されている公衆サウナ。
ラウハニエミ公衆サウナ(Rauhaniemi)は駅からバスで約20分で行ける人気のサウナです。サウナで温まった身体を目の前の湖に飛び込んで冷やす、そして湖岸の岩場で日向ぼっこ。それを繰り返し整う、フィンランドサウナの醍醐味が楽しめますよ。
「サウナ・キャピタル(サウナの首都)」と呼ばれるタンペレには公衆サウナが50カ所以上も。 最近、日本でもブームの「サウナ」。本場のフィンランドでもタンペレは「サウナ・キャピタル(sauna capital):世界のサウナの首都」[…]
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行った人にしかわからない海外旅行情報を最新版で届けます。 私は現在、世界一周旅行進行中です。今まで250回を超える海外旅行をしてきましたが、初めての世界一周旅行です。私の場合…仕事の合間を縫っての海外旅行なので[…]
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