最初に重大発表。世界一周航空券、キャンセル&払い戻ししました。返金は・・・(明細を教えます。)

★更新が遅れていた「世界一周航空券の手配編」の続きです。

残念ながらキャンセルしてしまった世界一周航空券。
購入までを振り返ってみましょう。

 新型コロナの影響で中断していた世界一周旅行ですが、残念ながら一旦中止にして、再出発することにして、航空券をキャンセル・払い戻ししました。
 その関係で、払い戻しの大変な苦労の連続とキャンセル払戻の明細をご報告します。これから、世界一周航空券を購入しようと計画している皆さん、参考にして下さい。

 まず、最初の手配についての詳細は以前のブログを参照して下さい。
私の世界一周旅行の手配を要約すると・・・
「仕事の合間を縫って、世界を一周しよう。」そのために世界一周航空券を分割にして3回に分けて旅行することにしました。第1弾はアジア編、日本出発で東南アジアを周り、バンコクからLCC便を使って一時帰国。しばらく会社に行って・・・第2弾は中東・ヨーロッパ編、LCC便でバンコクに戻り、地中海中心に楽しみながらフランクフルトを次の終点としてANAの特典航空券で一時帰国。第3弾はアフリカ・南米編、まずフランクフルトに特典航空券で戻り、アフリカを南下し喜望峰を通ってブラジルに渡り、ナスカ、マチュピチュ、メキシコと回って帰国です。

第1弾のアジア旅行記

 Kuching(クチン)に行くぞ!…って、それ何処?って感じですよね。クチンはマレーシアのボルネオ島にあるサラワク王国の面影が残る素敵な街なんです。 クチンは19世紀中頃から約1世紀にわたり、英国出身の白人王が統治する「サラワク王国」の[…]

アンコールワット遺跡で感動して一時帰国。
ところが新型コロナ感染拡大で再出国がSTOP!!

 出発したのは2019年12月。アジア編を楽しんで一時帰国しましたが、その後に新型コロナの感染拡大が始まりました。第2弾の出発を2020年の4月に予定していたのですが、渡航制限が出そうだったので、2月下旬に7月出発に変更して、航空券やホテルの変更をしました。
 しかし、7月になっても渡航制限は解除されず、また一時延期にしましたが、(世界一周航空券は出発から1年間以内に利用するルールがあり)その後も予定が立たず、残念ながらキャンセルとなりました。
 私の世界一周行程は、世界一周航空券だけでなく、各地でLCC航空券も組合せ、ルール以上に多くの国に訪れる予定だったので、変更やキャンセルも地球の裏側まで連絡する大変なものとなりました。特にアフリカや南米の手配は滅茶苦茶大変でした。


長期の世界一周旅行では、途中で便欠航・路線廃止・アライアンス変更が発生し、再手配が大変。

 まず、最初に手配した航空券は”スターアライアンスグループの世界一周航空券(ビジネスクラス)”です。前述のような経路で総距離数が33,780マイル(STAR2クラス)だったので航空運賃は822,000円と空港税等で129,870円の合計で951,870円でした。これに各都市でのホテル宿泊代や現地で飛び回るLCCや鉄道の交通費が加算されます。
 ただ、最初の航空券を予約したのは、出発日の1年前でしたので、その後に実際の出発日(コロナ禍前)までに航路廃止の区間が発生したり、日程変更が出たりで、変更再手配をしたところがあったので余分な追加手数料も発生し、出発直前の発券日には、総額1,011,160円になっていました。その後、コロナが発生し日程や行程の変更を数回繰り返したため、また追加の手数料が32,950円掛かってしまい、最終的にかかった世界一周航空券(ビジネスクラス)代金は1,044,110円になっています。

 そして、最終的なキャンセルの手続きです。払い戻しとして、既に搭乗していた東京>クアラルンプールの区間分より後の、未搭乗区間の航空運賃が返金されました。その金額は859,790円でした。差額は184,320円となりました。つまり最初の東京>クアラルンプールの区間(ビジネスクラス)をこの184,320円で搭乗したことになります。ちなみに、現在ANAの東京>クアラルンプールの区間(ビジネスクラス)を普通に予約すると約40万円くらい掛かるので、損はしていないのかな?と割り切ることにしました。

キャンセルの次は、地球の裏側まで連絡…
返金払戻料の値引き交渉が続く。文化の壁は大きい。

 世界一周航空券は無事にキャンセルできましたが、大変だったのはホテルや現地での別途手配の航空券です。まず、ホテル。私は基本的にホテルの手配は「Hotels.com」を利用しています。それも安く済ませるために「キャンセル不可」の安い料金で予約してます。これは「キャンセルしても返金しません」の条件ですね。でも今回は粘り強く交渉した結果、予約した残りの15ホテル中、14軒のホテルから全額返金してもらうことができました。(1ホテルはバウチャーに振り替え)よかった!


 コロナ禍ということもあり、比較的緩く対応してくれましたが、上手くいったポイントを一つ。
 最初に、Hotels.com 側ではキャンセルの申し出が殺到していたこともあり、厳しい対応でした。
 まず、宿泊日の1ヶ月前くらいからしか対応してくれません。そして”新型コロナウイルス (COVID-19) の影響により目的地への移動が制限・禁止されていることが認定された場合は、キャンセル料は無料となりました。但し、払い戻しは返金または宿泊施設指定の優待クーポンで、その宿泊ホテルの決定に従っていました。

 私としては…時間が掛かることとクーポンになってしまう心配があったので、自分で積極的に進めたことは…先に自分から宿泊ホテルに連絡を取ることでした。メールで「新型コロナの影響で渡航が難しい。でも○○ホテルは気に入ってるので、いつか泊まりたい」と丁寧な挨拶をしたところ、ホテル側が全額返金に応じてくれてHotels.com側に通知してくれたり、その後に私がHotels.comにキャンセルの申し出をした際にはホテル側がすぐに了承してくれたりと、非常にスムーズに返金が進みました。結局ほとんどのホテルが”全額返金”してくれ、残りの1軒もバウチャー保管になって次の宿泊の時に充当してくれることになったので、返金不可等の被害は” 0円 ”でした。次回にまた世界一周する時は是非同じホテルに泊まりたいと思ってます。

 一番大変だったのは、海外現地での交通機関です。特にLCCの航空券。原則的には”返金しない”対応でした。南米を中心としたアビアンカ航空が途中で倒産してしまう等、難しい交渉になりました。特にアフリカや南米(地球の裏側)の航空会社は、文化も違い話しがなかなか通じませんでした。結局、主な航空各社の対応は次のようになりました。スクート航空:全額返金(120%のバウチャーの提示あり)、エジプト航空:一部返金、エーゲ航空:全額返金、エチオピア航空:全額返金、南アフリカ航空:全額返金、ラタム航空:バウチャー振替、インテルジェット:バウチャー振替、アビアンカ航空:交渉中・・・と、こちらは少し被害が出そうです。

シミュレーションでは地球を何周もするほど検索の連続。
次は失敗しない世界旅行を目指すぞ。

 今年の海外旅は新型コロナウイルス (COVID-19)の影響が始まってから、フライトやホテル等の変更・キャンセル・再手配の連続でした。結局、一度も海外に行ってないのに、シミュレーションでは地球を何周したか分かりません。(笑)でも、旅の手配については旅行会社並に相当詳しくなりましたよ。
 さあ、気分を一新して、次の世界一周の計画を立てましょう!!

まとめ です・・・
 世界一周航空券は絶対にお得ですね。比較的短期間に定番のコース(主要都市)をぐるっと回ってくるのなら、絶対にお勧めです。それもビジネスとか格上のクラスの方がお得感が高いですかね。
 一方で、私のように世界一周航空券を軸に「自分で別の手配も加えて他の国にも行動範囲を広げたり、何回かに分けて世界を一周しよう」という人は、少し慎重に検討した方がいいです。
 長い旅行期間のあいだには、突発的に欠航や渡航制限等が発生したりします。英語力が堪能でその場で対応できるならいいですが、地球の裏側の文化も習慣の違う国の会社と交渉するのはなかなか大変です。そんなリスクも考えて、旅程や航空券の手配会社を決めてください。でも、いろんな苦労があっても、それを乗り越えるのも楽しみに感じられるようになるのが世界一周旅行の魅力ですね

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 実は現在、ブログで紹介している海外旅行は世界一周航空券で移動している途中です。「世界一周航空券」に興味を持っている方も多いと思いますので、購入のルールから失敗談、現在の旅行中の体験談をレポートします。始まりました。世界一周航空券[…]

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