【トルン】④トルン観光の見どころは”中世の街並みを自分の足で楽しむこと”。

 トルンはドイツ騎士団が築いた要塞を中心に1230年代から歴史を刻む街です。第二次世界大戦時には壊滅的に破壊されたポーランドですが、トルンだけは戦闘地から遠かったことで戦禍から逃れることができました。ワルシャワやグダニスク等、ポーランドの美しい街並みは観光スポットになっていますが、これらは戦禍で荒廃した街を、市民が中世の美しい姿に復興させたものです。
 そんなポーランドでは珍しく、トルンは中世の街並みがそのままに奇跡的に残っている街です。旧市街地は昔のままに頑丈な城壁に囲まれています。市内の真ん中を流れるヴィスワ河畔の散歩の後、一番大きなモナスター門( Monasuta Brama)をくぐると、そこは中世の街ですよ。

トルン Torun

一番大きなモナスター門( Monasuta Brama)をくぐると、そこは中世の街です。

 トルンらしさが最も現れるのは、早朝と夜。朝少し早起きをして通りに出てみてください。運が良ければ朝霧に包まれた中世の街に出会えますよ。この幻想的な風景は私のトルンの旅の中で一番のお気に入りになりました。また、夜の旧市街も素敵です。街の雰囲気を邪魔をしない、淡い光の街路灯に照らされた通りもまた哀愁の残る雰囲気です。

トルン Torun
13世紀からトルンの街を守ってきた城壁。ぐるっと旧市街を囲んでいます。
トルン Torun
モナスター門( Monasuta Brama)。ここを一歩入ると中世の街並みです。

建物にトンネル? ツェザールのアーチ(Łuk Cezara)

トルン Torun ツェザールのアーチ
最初に見つけた時はビックリ。建物に穴が!

 旧市街地へのもう一つの入り口。それが ツェザールのアーチ(Łuk Cezara) です。この建物は市内の交通の利便性を良くするために、1911年にドイツ人建築家カール・ツェザールが建物の一部をくり抜いて通路に改築したものです。その後1936年には路面電車までこのトンネルを通るようになりました。(現在は路面電車路は廃止になってます)

トルン Torun ツェザールのアーチ
外側からのぞくと、トルンの旧市街が広がっています。

時計塔の展望台から360度の絶景。
街のシンボル『 The townhall tower 旧市庁舎』

トルン Torun
旧市庁舎が街の中心地。観光もショッピングもここからスタート。

◆旧市庁舎:The townhall tower
 街のシンボル的存在が『旧市庁舎』です。旧市街の中心にあり、ここを起点とすれば効率的にお店やレストランを巡ることができます。
 庁舎の中は博物館となっていて歴史を学ぶことができます。でも、旅行者にとっての一番は「時計塔の展望台」です。チケットは博物館の売り場で買って、入り口は中庭から表の通りに出たところにあります。分かりにくいですが小さな看板を見つけてください。
 時計塔の中を展示を見ながら登ること約5分、疲れるほどではありません。展望台は7m四方くらいでこじんまりしてますが、眺めは絶景です。街全体が見渡せるので、これからの街歩きの参考になります。

トルン Torun
トルン Torun

屋根裏部屋に上がったとたんに照明が消えて…光と音のショー『コペルニクス博物館』

トルン コペルニクス博物館 Torun Copernicus
ここは絶対に外せません。

◆コペルニクス博物館
 特におすすめは『コペルニクス博物館』。トルンはコペルニクスの生誕の地です。博物館は生家を当時そのままに使っています。
 あの歴史的な大発見「地動説」はここから生まれました。1,2階の住居は展示室になってます。天体観測の機器(特に天球儀)なんかワクワクしますよ。

トルン コペルニクス博物館 Torun Copernicus
コペルニクスの衣装で記念写真が撮れます。もちろん無料です。

 そして、一番は3階の屋根裏部屋。コペルニクスはここの窓から毎日のように観測していたんだろうけど・・・ここで突然部屋が真っ暗になり「光のショー」が始まります。結構楽しいですよ。おすすめ。

星を形どった天蓋。洗礼を受けたコペルニクスはここで天文学に目覚めたのでしょうか。

トルン Torun

◆聖ヨハネ大聖堂
 中世の街並みを残し世界遺産となったトルンのシンボルとなる教会です。1200年代に着工されたトルン最古のこの教会は、その後増築を重ね15世紀に現在の姿になりました。ゴシック様式のこの建物は中に入ると、ステンドグラスの鮮やかさや、星を形どった天蓋など凝った造りになっています。コペルニクスが洗礼を授けたとされる洗礼盤があります。きっと星形の天蓋を眺めながら、その後の天文学の道を見つけたのでしょうか。


トルン Torun
星形の天蓋。 ステンドグラスから射し込む光とのコントラストが素敵です。

1454年トルン市民が蜂起し、ドイツ騎士団を追放。
その廃墟が歴史を語ります。

トルン Torun
ドイツ騎士団の城塞跡

◆ドイツ騎士団の城塞跡
 ドイツ騎士団によって建設された城塞の跡です。 1230年代にポーランドに侵攻したドイツ騎士団、この地に城塞を築きました。その後、バルト海からの内陸貿易の拠点として発展したトルンでは、1454年に市民達が蜂起し騎士団を追放し市民権を獲得したのです。今は破壊された時のままに土台が少し残っているだけの廃墟です。

街並みに溶け込むパブリック・アートの世界。

トルン Torun
ポーランドで有名な三コマ漫画に登場する犬”Filuś”は子供たちの人気の的。

◆Monument to Filus
 トルンの街を歩くと随所に銅像があります。パブリック・アートが賑やかな街です。街一番のシンボルは”帽子を咥えた犬”の像。これはポーランドで有名な三コマ漫画に登場する犬”Filuś”です。その他にも、少女像や動物像を見つけながら散策するのも楽しいです。

トルン市庁舎Torun
旧市庁舎の窓を探してください。
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