中世の街並み旧市街の真ん中に佇む『Heban Hotel』。
とても貴重なロケーションです。
今回宿泊の Heban Hotel は、トルン自体が中世の時代の面影を色濃く残す街並みに、そのまま溶け込むような趣のあるホテルです。
玄関ドアを開けると、木の香漂う温かみのあるロビーが迎えてくれます。まるで家に帰ってリビングにたたずむような、落ち着いた雰囲気です。造りは伝統的な木製ですが、2階に上がる螺旋階段なんかとてもお洒落です。老舗のヨーロッパのホテルの典型と言ってもいいかもしれません。
こんなホテルがヨーロッパの旅には最高です。
夜にゆっくり日記が書きたくなる居心地。
最近のホテルに比べれば「古くて質素」です。エレベーターなんか無いですから、大きな荷物の上げ下ろしも大変。空調やシャワーだって満足できるのかな? でも、ヨーロッパを旅慣れてる人ならそこがいいんですよね。ヨーロッパの四つ星老舗ホテルだって、シャワーが出なかったり、空調が効かなかったなんて普通ですよね。それよりも歴史を伝えるホテルの趣から感じられる温かさが、このようなホテルの価値なんですよね。そういう意味でこのホテルはトルンの街でトップクラスなんじゃないかな。私は気に入りました。
ホテルのフロントも小さく一人対応です。でも、スタッフの皆さんは明るくて世話好きです。地元の情報を気軽に教えてくれますよ。
これってラッキーです。
本館の雰囲気を味わいながら、別館の快適さを楽しむ。
ところで私の部屋は増築された別館でした。ホテル前の道を挟んだ斜め前のビルの中にあります。こちらは4階建てで、エレベーターもあります。施設も若干新しいので、過ごしやすいです。暖房も効いていたし、シャワーも十分(バスタブはありません)、部屋もそこそこ広く、私にとってはこちらの別館の部屋で正解でした。本館の歴史的な佇まいの雰囲気を味わいながら、快適に泊まるという選択がいいのかなと思います。
ツーリスト向けの騒がしさが無い。
旅の老夫婦がゆったり過ごす朝食。
レストランの食事サービス等を利用する時は本館に行きます(約10m)。レストランは本館の雰囲気そのままで、シックですが清潔感もあり、好感が持てました。朝食のメニューも必要にして十分。ビュッフェ形式で、毎朝少しずつ種類が変わるので飽きませんでした。お客様はヨーロッパの中高年の方が多かったように感じました。
Heban Hotelの良さは中世の時代の面影をそのまま残す雰囲気、そして立地です。トルンの中心街に位置しています。トルンでは多くのホテルは中心街(車の乗り入れ禁止区域)の外側に位置しています。Heban Hotelからならレストランや買い物、観光名所のすべてが徒歩圏内です。便利なだけでなく、滞在中ずっと中世の街並みに触れていられるを楽しみたいならHeban Hotelがおすすめです。
基本的にトルンは、観光だけを考えれば小さな街なので、街歩きを愉しむのが一番です。建物を眺めているだけでも楽しいし、小さな路地を見つけて探検もいいです。あとは、トラムに乗ってゆっくり流れる景色を眺めながら、気になるところで降りて散策する。[…]
行った人にしかわからない海外旅行情報を最新版で届けます。 私は現在、世界一周旅行進行中です。今まで250回を超える海外旅行をしてきましたが、初めての世界一周旅行です。私の場合…仕事の合間を縫っての海外旅行なので[…]