トリノのもう一つの顔は「美食の街」。トリノは1280年、フランス貴族サヴォイア家が初めて居城を構えたところから始まります。その後サヴォイア家はイタリアを統一し初代の王家となるのです。
古くからフランスの影響を受けたトリノでは、現在でも名称や方言、文化にフランス風が垣間見えます。地形的にもアルプスの山麓に位置し、ワインに加えて乳製品やジビエ、そして白トリュフが特産というピエモンテの恵まれた大地が、繊細なイタリア料理を育てました。

焦げ目が美味!! トリノらしいパニーニ「 Crostone.it 」。
◆イタリアでは手軽に食事を済ませようという時に手にするのがパニーニ。トリノでは「Crostone.it」のトーストサンドが美味しくてお洒落です。
店前の通りに面したテラス席のパラソルの下で、オリジナルのトーストサンドにスプマンテの組み合わせは最高です。ちょうど陽射しも弱くなってきた街路を通り過ぎるお洒落なカップルを見つけるのも楽しくなります。お店ではカウンターで黒板に書かれた組み合わせから好きな具を選んで注文します。メニューがわからない時は定番の「What do you recommend?」で美味しいトーストが出てきますよ。




生ハムとチーズの塩加減が絶妙「 Piadineria Brûlé 」。
◆手軽にパニーニだったら「Piadineria Brûlé」をおすすめ。具のプロシュートとチーズの塩味加減が絶妙です。私は夜食の小腹用にご愛用でした。ここでパニーニを注文して、近くのスーパーマーケット「Lidl」でソーダを買ってホテルの部屋へ。注文はカウンターの後ろのボードの写真からも選べます。

日本でも修行したシェフの作る
絶品の創作イタリアン「Ristrot Guviol」 。

◆絶対のおすすめ「Ristrot Guviol」!!日本でも修行したシェフが創るトリノらしいイタリアン。味噌味を加えたリゾット等、奥の深い味わいが美味しく楽しめます。

今回のメニューは、Egg Parisi(トリフ添え卵)、Piedmontese fillet and grilled vegetables with balsamic vinegar reduction(バルサミコ酢を使ったピエモンテ丑フィレと野菜のグリル)、Tajarin 40 egg yolks flavored with lemon with lobster, hazelnut butter and nori seaweed(ロブスター、ヘーゼルナッツバター、海苔のレモン風味のタリエリーニ卵黄パスタ)、Vialone Nano risotto with miso, asparagus and crispy onion(Vialone Nano米品種のリゾット、みそ、アスパラガス、そしてカリカリ玉ねぎ添え)。どれもおすすめ。もちろんワインは地元”ピエモンテのおすすめ”を注文してください。




ウィンドウショッピングのようにグルメも楽しめる街歩き。




トリノは今から約150年前の1861年、イタリア全土が統一国家になった時に、最初の首都が置かれたのがこの街です。初代王、サヴォイア家出身のヴィットリオ・エマヌエーレ2世が誕生したカリニャーノ宮殿など「サヴォイア家の王宮群」をはじめとして[…]
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