スターアライアンスなら、行ける国192ヶ国、使える空港1330ヶ所、使えるエアラインは28社。
◆ 世界一周航空券 発券条件一覧
購入にあたって、世界一周航空券にはいくつかの複雑なルールがあるので、それをまとめます。
①旅程は、出発地と最終帰着地が同一国である必要があり、世界を次の地域(TC)に区分し、一定のルールで横断します。
TC1: 北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカ、グリーンランド、カリブ海諸国、ハワイ諸島
TC2: ヨーロッパ(ユーラシア大陸西部)、アゾレス、アイスランド、中近東、アフリカ、セイシェル諸島
TC3: アジア(ユーラシア大陸東部)、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド、南太平洋諸島)
②ルートは東回りあるいは西回りのどちらか一方であり、途中での逆回りすることはできず、各TC間の横断は1回のみとなる。
③各TC内での移動の方向を変更することは可能。
④太平洋横断・大西洋横断は各1回のみ。 ヨーロッパ、アフリカ/中東-アジア間の横断は1回のみ。
⑤ノーマル運賃では通常最低2回の途中降機が必要となり。 途中降機は最高15回まで可能。
⑥ビジネススペシャル運賃では、最低3回の途中降機が必要となり、旅程の総マイル数に応じ最高5回、7回、10回、または12回まで可能。
⑦途中降機は各都市につき1回まで、各国につき3回までとなります (例外:アメリカでは 最高5回の途中降機が可能)
⑧旅行を開始した都市を経由するご旅行はできない。旅行を開始する国では、乗り換えは4回まで、その他の国では国際線の乗り換えは4回まで。
⑨最初の搭乗日から、最後の搭乗日まで、最長1年間有効。
まだまだ細かいルールはありますが、主な基準は以上です。
「スターアライアンスBook & Fly ツール」 で、自分流の世界一周ルートを自由に組み立て。
なかなか複雑ですね。でも自分の組んだ世界一周コースに間違いがないか?それを簡単に判定してくれるのが、スターアライアンスの「Star Alliance Round the World」のホームページにある「スターアライアンスBook & Fly ツール」 です。
アクセスすると早速ルート作成の初期画面になります。まず基本画面に「自分の住んでる国」「キャビンクラス」「人数」、そして「出発地(日本でなくても構いません)」を選択します。これで準備完了。
ルールが厳しく難しいルート設定も、オンラインゲーム感覚で楽しくクリアしていけます。
次の画面からは実際にルート作成です。地図上に表示された都市の中から次の到着地を選びます。これらは前の都市からフライトでつながっている都市です。直行も乗り継ぎもあるのでよく確かめて選びます。選択するとその都市の info とともにカレンダーが表示され再出発日を選ぶことになります。あとはこの繰り返しですね。ここで注意。地図上で都市のマークが色が薄くなっているものはルール違反になるので選べません。こうやって進めているルートの状況は右下の窓に表示されます。「途中降機の回数」「マイル数(総航続距離)」です。航空券代のクラスの目安になるので注意しながら進んでください。クラスを超えて総航続距離が伸びてしまったら、既に選んでしまった都市を削除することもできます。
マイル数(総航続距離)と座席クラスの組み合わせで決まる世界一周航空券運賃
ルートがだいたい確定したら、購入に進みましょう。
総マイル数と航空券代金の関係は次のようになります。
世界一周航空券をいよいよ申し込み。その前に特典航空券の方がやっぱり得なのかな? ANAマイレージのスターフライヤー会員である私が、まず検討したのは「ANAのオンラインサイトで特典航空券」です。せっかく今までに貯めた[…]