遠回りのヨーロッパ🛫久しぶりに日本航空に乗ってみたら…驚きの進化
1年ぶりにフィンランドに行ってきました。今回のフライトは羽田空港から日本航空(JL 0047便)です。実は私はANAのプレミアム会員なので…ふだんはいつもスターアライアンス系のフライトばかりなので、日本航空の利用は久しぶりです。
そんなせいか…日本航空の空港カウンターに行くと、なんだか”アウェー感”を感じて違和感が…いつも慣れてる海外渡航なのに、不思議な感覚でした。さて、久しぶりの日本航空は?
初めての『Face Express(顔認証搭乗システム)』
🤩ガラガラのレーンであっという間に搭乗
日本航空を久しぶりに利用するので、事前にホームページを確認すると、最近は「Face Express(顔認証搭乗システム)」が便利らしい。羽田空港での顔認証システムは2021年7月から設置されていたのらしいのですが、いつも気付かずに通り過ぎていました。
そこで今回は初めて 「Face Express(顔認証搭乗システム)」 を利用しての登場です。結論から言うと…驚く程短時間で登場ができました。
操作は簡単、チェックイン後に「Face Express 登録機」で自分の顔を登録するだけです。その後は「手荷物預け」「保安検査場入場」「搭乗ゲート」のすべてが顔パスになります。今までのように各チェックでパスポートや搭乗券を出さなくて済む煩わしさが無くなります。
でも” 1番のメリット”は、まだこのシステムを利用する人が少ないので、Face Express の専用レーンに人が並んでなくてスカスカなんです。今回も全く列に並ぶことなく一気に通過できましたよ。マイレージの上級会員で優先レーンという道もありますが、一般の旅行客なら絶対におすすめです!
アウェー感たっぷり…日本航空に乗ったのは何年ぶりかな…
早めに搭乗ゲートに到着。いつもならラウンジでギリギリまで待機して、案内開始と同時に優先搭乗しているのですが…日本航空では”一般会員”なので、しかも今回はエコノミークラスなのでおとなしく順番待ちです。
でも、優先搭乗が始まり周りの乗客が一斉に移動すると…なんだかアウェー感が漂ってきて、ちょっと萎縮してました。結局搭乗は最後の方になり、急いで荷物棚を確保し着席。事前予約で窓の無い二人席の通路側を指定していたので、予想通り窓側の席は乗客がいなかったので 二人席を独占できました。これでゆっくり寝て行けます。
劇的に美味しくなってる機内食🤤🥗
『RED à table』『タニタカフェ』
今回のフライトで一番驚いたのが “機内食の美味しさ” です。
実はコロナ・パンデミックでの渡航自粛期間を挟んで、再開後に気になっていたのが多くの航空会社の機内食の味の低下でした。コロナ禍による経営圧迫が影響しているのか、各社の機内食が美味しくなくて半分諦めていました。
それが…久しぶりに乗った日本航空の機内食が驚くほど美味しかったのです。調べてみると「RED à table」という新しいメニューのようです。(きっと海外旅行好きの方は知ってますよね。私だけ不勉強で…)。
「 à table」とは仏語で「さぁ、テーブルにみんなで集まって食事しましょう」という、温かく楽しい時間の始まりを意味する言葉らしいです。新時代の若き才能を発掘する料理人コンペティション「RED U-35」で選ばれた先鋭シェフによって監修されたメニューが 「RED à table」 です。
『RED à table』⭐⭐⭐「生姜香るふんわりハンバーグ とうもろこし高菜ご飯添え」
今回のフライトの機内食は、京都にある人気イタリア料理店「cenci(チェンチ)」横山シェフが監修したメニューです。私が選んだメニューは和食コースでした。
タニタとコラボ ⭐⭐⭐『“噛む”サーモンと雑穀のライスボウル あさりのトマトみそソース』
北極を越えたところで、朝食が出ました。これがまたとても美味しかったです。
メニューは日本航空がタニタカフェとコラボレーションした機内食「カラダが喜ぶ Sky Wellness Kitchen」の一品です。このフライトでのメインは「“噛む”サーモンと雑穀のライスボウル ~あさりのトマトみそソース~」でした。
タニタの機内食は”旅の健康をサポートする”をテーマにして、“噛む”食材を使用して脳の働きを活性化させ、免疫力がアップする栄養素を取り入れたメニューになっているようです。
気になる…北極やグリーンランドの氷河が溶けて剥き出しになっている地表
ウクライナ侵攻以来ヨーロッパ便はロシア上空を飛べません。以前より3時間近く遠回りになってますね。いつも飛行機の窓からの眺めは楽しいのですが、最近の北極上空を通る北回りコースはちょっと気がかりです。
大改修中のヘルシンキ・ヴァンダー空港に1年ぶりに到着、さらに便利に
飛行機は約15分の遅れでヘルシンキに到着。 フィンランドは日本から一番近いヨーロッパですね。いつもの北回りでは(現在はウクライナ侵攻の影響で南回りですが)ロンドンやパリに行く時もフィンランドの上空を通過していきます。私は冬の真っ白な雪に包まれたフィンランド湖水地方を眺めるのが大好きです。ですからトランジットを考えるのであれば、ヘルシンキ経由でヨーロッパ各地に飛ぶのが効率的で安い航空券が手に入りますよね。
そんなヨーロッパの玄関口らしくヘルシンキ・ヴァンター国際空港はコロナパンデミックの間に約10億ユーロを投資して大幅な拡張工事が行なわれてきました。2021年12月にはターミナル2が新しくオープンしています。すべてが完成するのは今年2023年です。
今までターミナルが第1と第2に分かれ、迷いがちだったヘルシンキ・ヴァンター空港ですが、拡充された新空港では、1階に到着フロア、2階に出発フロアと整理されより機能的になっています。
(新ヘルシンキ・ヴァンター国際空港の案内や出発フロアの詳細はリンクの別ブログで紹介します)
ヨーロッパの玄関口「ヘルシンキ・ヴァンター空港」改修工事は大部分が完成🎊 フィンランドは日本から一番近いヨーロッパですね。いつもの北回りでは(現在はウクライナ侵攻の影響で南回りが多いですが)ロンドンやパリに行く時も[…]
コロナパンデミックの間に約10億€も投資し大幅に拡張したヘルシンキ・ヴァンター国際空港。
ほぼ新装になった新空港では、1階到着ロビーに出ると温かい日差しが降り注ぐ吹き抜けが迎えてくれます。中央には大きな岩を囲んで樹木や苔の緑が天窓からの自然光に映えて、美しいフィンランドの自然を感じる優しい雰囲気です。この設計は冬場に北欧に到着した時にはホッとする空間で嬉しいですね。(ちなみに設計者のブログでは、このアートは盆栽もイメージしていて、アジアとフィンランドを結ぶ意味も込められているそうですよ。
タンペレに移動する前にPLAZA PREMIUM ラウンジでシャワーを浴びて、朝からビールの朝食。リフレッシュして列車に乗ります。
到着ロビーで私が一番気に入っているのが空港ラウンジ「PLAZA PREMIUM LOUNGE」です。セキュリティチェック前のロビーにあるので、ヘルシンキ到着時にも、出発のために早めに空港に到着した時にも利用できます。
私は早朝便で到着し、地方に列車移動する時は、このラウンジでシャワーを浴びて腹ごしらえをしてから出発します。
フィンランド第2の街「Tampere タンペレ」に向かって湖水地方を列車の旅🚞
到着ロビーを真っすぐ進み⏩⏬深い地階に続くエスカレーターの先です。
今回は地方都市タンペレに行くので、鉄道駅に向かいます。(ヘルシンキ市内に行くのも同じルートです)到着ロビーを出たらそのまま直進して下さい。正面に鉄道駅(Railway Sation)のサインボードが出てきます。ちなみにこの表示の右側がツーリスト向けの案内所です。何か困ったことがあれば、ここで相談を。
サインボードに従って鉄道ホームに向かいますが、相当深い地階にあります。大きな荷物を抱えているなら直通のエレベーターをおすすめします。
空港直結の鉄道「Ring Rail Line」でヘルシンキ市内へも地方への乗り継ぎも🚊🚆とても便利に。
ヘルシンキ・ヴァンター空港駅を通る路線はリング・レイル・ライン(Ring Rail Line)と呼ばれ、東京の山手線のように空港とヘルシンキ中央駅を円を描くように循環しています。IラインとPラインの2路線があり2方向(山手線の外回りや内回りの感じです)になっています。ヘルシンキ中央駅に行くにはどちらに乗っても変わらないので、早く来た方に乗ったらいいです。
切符購入はフィンランド鉄道(VR)のアプリで…運行状況も確認できて便利です。
フィンランでの交通(移動)はアプリが必携です。インストールや口座情報は日本で済ませて、シミュレーションしておいた方がいいですよ。とりあえず、ヘルシンキ市内では「HSL」。フィンランド鉄道を広く利用するなら「フィンランド鉄道(VR)」のアプリです。
リング・レイル・ライン(Ring Rail Line)はPライン(1番線)に乗りましょう。
今回はタンペレに行くために、途中のティックリラ駅(Tikkurila)で乗り換えなので「Pライン」に乗ります。乗り場は「1番ホーム」です。間違えないように!間違えると、リング・レイル・ラインをほぼ1周もすることになりますよ。
ヴァンター空港出発🚇ティックリラ駅で長距離線に乗り換え🚃タンペレに向かう🚞🚞
Pラインでヴァンター空港駅から3駅目がティックリラ駅(Tikkurila)です。フィンランドの地方都市に行く場合はこの駅で乗り換えです。まずホームをつなぐデッキ通路に上がります。列車の案内表示板があるので乗車予定の列車と出発ホームを確認します。フィンランドの鉄道は遅延が多いので確認は絶対必要ですよ。確認できたら指定のホームに降りましょう。まだ時間がある場合はデッキで待機した方がいいです。ガラス張りの屋根があるので冬の寒さや夏の暑さから守ってくれます。
ティックリラ駅(Tikkurila) の乗り換えは要注意!遅延する列車の入れ替わりに注意。
タンペレに行くために途中のティックリラ駅(Tikkurila) で乗り換えです。到着ホームの2階部分の連絡デッキに上がりましょう。ここは待合室であり乗り換え情報の確認場所です。ティックリラ駅は湖水地方への長距離列車の主要乗換駅ですので、いろいろな方向(行く先)の列車が停まります。どの列車も同じホームを通過するので分かりやすいのですが、遅延があると列車の順番が入れ替わり、かえって間違った列車に乗ってしまうこともあります。
連絡デッキにある電光掲示板で自分が乗る予定の列車の運行状況を必ずチェックしてください。自分の列車が遅延で次発の列車に追い越されていないか?到着した列車の行先案内表示もさらに確認しましょう。より簡単に確実に確認するのでしたら、前述のフィンランド鉄道(VR)のアプリの運行状況ページが便利です。
列車の席は日本から予約、とっておきの1席を教えます
ティックリラ駅(Tikkurila)で乗り換えてタンペレまで約2時間の列車旅です。初めてのフィンランドの列車旅なら、快適に過ごすためにも事前予約をしましょう。
列車の座席の向きは、中央部を境に向かい合わせです。席の回転もできません。つまり半分の席は進行方向に向かって反対向きで座ります。
エクストラ(Ekstra)クラスだとリクライニングシートで一人掛け席もありますが、普通クラスは二人掛けのシンプルな座席です。ただし、列車によっては普通クラスでも一人掛け席があります。私の経験では1階建て列車に設置されていました。また、キッズルームがついた車両、動物が同伴OKな車両といろいろあるので、事前にアプリを利用して良い席を予約していくことをおすすめします。
2時間の列車旅の終点はフィンランド第2の都市『Tampere(タンペレ)』に到着
コロナ・パンデミックから解放されて、順調に到着…
でも今年のヨーロッパは北欧でも暑い😥
湖水地方の玄関口らしく自然豊かな街並み🌲🏡🌳そして交通の起点となる利便性を併せ持った街
タンペレはフィンランドを代表するテキスタイル「フィンレイソン」が生まれた工業都市として、 フィンランド第2位の都市(人口36万人)へと発展してきました。
一方で湖水地方の玄関口として、ネシ湖(Näsiselkä)とピュハ湖(Pyhäjärvi)の 2つの大きな湖に挟まれた自然豊かな街でもあります。 首都ヘルシンキから鉄道で約1時間半の距離にあり、ほどよい都会感と豊かな自然のバランスが好まれ、フィンランド人が選ぶ「住みたい町」「行きたい旅行先」の上位にランクインする人気の町のようです。
この日から2週間のタンペレ滞在。メインの目的はヨーロッパ・マスターズ選手権(2023 European Masters Games)への出場なのですが、その間に楽しんだタンペレとフィンランド湖水地方の旅情報をお伝えします。
1年前にもタンペレに来ていたので、この1年間で通算40日くらいタンペレにいたことになります。
ゆっくりじっくりと歩いて集めたタンペレの観光やグルメ、ショッピングの最新情報を、次の投稿から詳しくお伝えしますね。
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行った人にしかわからない海外旅行情報を最新版で届けます。 私は現在、世界一周旅行進行中です。今まで250回を超える海外旅行をしてきましたが、初めての世界一周旅行です。私の場合…仕事の合間を縫っての海外旅行なので[…]
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