イタリア・トリノで開催されていた『2019 European Masters Games』に出場してきました。
イタリア・トリノで開催されていた『2019 European Masters Games(ヨーロッパ・マスターズ・ゲーム)』に出場してきました。 マスターズ・ゲームは4年毎に開催され、全ての競技を網羅したシニア世代のオリンピックです。 […]
イタリア陸上界の歴史を深く刻む名門競技場「 Stadio Primo Nebiolo(プリモネビオロ)」。
私が出場した陸上競技は、市内北西部にある Parco Ruffini((ルフィーニ公園)内にある陸上競技場 Stadio Primo Nebiolo(プリモネビオロスタジアム)で開催されました。この競技場は1959年に建造された伝統ある施設で、IAAF(国際陸上競技連盟)でイタリア人初の会長となった Primo Nebiolo氏の名を冠した名門競技場です。
新治療でコンデションは上り調子。
でも鎮痛座薬とスプレー、テーピングの3点セットは必需品。
この大会へのコンデションは”上り調子”でした。大怪我後に2年間に渡って悩まされていた”腰痛と足底腱膜炎”に、やっと自分に合った治療方法がみつかり、体調は80%くらいまでに回復してきました。まだ痛みはありますが、鎮痛座薬とスプレー、テーピングの3点セットがあれば、恐怖感無く走れる状態にまでなりました。
最初の決勝、800Mは久しぶりの実戦復帰の感覚がつかめた。
7月26日に開会し12日間に渡ったヨーロッパ選手権大会。私の最初の決勝競技レースは7月30日の「800M決勝」となりました。
今年のヨーロッパは記録的な暑さに見舞われ、トリノ入りしてから、毎日が猛烈な暑さです。
でもその分、身体もほぐれ…あとは体力(持久力)勝負の展開になりました。スタートから牽制しあう展開、ほぼ一段となって1周(400M)を過ぎると、バックストレートから4人が抜け出し、最後の200Mの競り合いとなりました。結果は準優勝。トップはロシア代表の ZHURBA Valerii選手。タイムは2秒近く離されてしまいましたが、身体が動く感覚が掴めました。まず、銀メダル1個獲得。
たった30分の時間差で2レースに出場。
どちらを取るか?どちらを捨てるか?
そして8月1日。11時50分から300Mハードルの準決勝を迎えましたが、直後の12時25分からの400M決勝と重なってしまいました。どちらか1本に絞るのが賢明かと悩みましたが、300Mハードルのスタートの状況を見て、400M出場の決めることとしました。
300M準決勝、インコースのスタートとなり他選手の展開が掴めました。100M過ぎには決勝進出順位が確保できそうなリードができたので、そのまま体力温存で流してゴールイン。同組2位で決勝進出を決めました。400M決勝出場を決断して、室内練習場に直行し、消炎スプレーを掛けまくって休息。
30分程で、いよいよ400M決勝スタートです。得意の種目だけに力が入ります。今度は第3レーンのスタート。外側の選手の流れを見ながら、余裕を持って最終コーナーを抜けようとしたところに、予期しなかったインコースの第1レーンから飛び出してきたドイツ代表の MICHELCHEN Reinhard選手に差されてしまいました。また準優勝。これはちょっと悔しかったレースとなりました。
大会最終日。
タイム差0.04秒、200Mは写真判定の勝利に胸熱のゴール!!
そして大会最終日の8月2日、今日も2レースです。9時20分から200M決勝。連戦の疲れは残っているものの、朝の涼しいうちのレースで気分は軽いです。第4レーンのスタート。最終コーナーを出たところで第3レーンのトルコ代表 OZKAN Ercan選手に1m弱の差をつけられて直線コースに。とにかくあとは全力疾走!!!ゴール前約20mでかわして、そのままゴールイン。優勝!!!。タイム差はわずかに 0.04秒。ほんの胸の差でした。国際大会久しぶりの金メダルです。
この数年で最高のレース展開。
ヨーロッパ・チャンピオンのタイトルを獲得!!
あと残すは、前日400M敗退の代わりに手に入れた300Mハードル決勝。12時35分のスタートです。
休養時間はたっぷりと4時間。いままで連戦を戦い抜く経験は数多く踏んできたので、その術を生かしました。直前のレースのリカバリーには「アミノバイタル・ゼリードリンク」で急速補給。筋肉疲労を緩和するために消炎スプレーとKOOLSEN フォームローラーでのマッサージ。ひと眠りした後は「アミノバリュー」の水分補給。そして試合に向けたエネルギーチャージは、私の場合「井村屋の一口羊羹」です。お腹の空き具合と体重コントロールの微妙なバランスを見計らって、食べる量を調整します。(やっぱり体重を1gでも軽くレースに臨みたいんです)
300Mハードル決勝は炎天下の12時35分スタート。この熱射の下での勝負は持久力。私は第3レーン。隣りの第4レーンが本命のチェコ代表 HOVORKA Bohumil選手でした。インコースの利を生かしながら100m~200mのコーナーではすぐ後ろにつけます。そして直線コースに入った第6ハードルで、少し手前から跳び出し早めに着地、一気に全力疾走に移りました。
そのまま差をつけてゴールイン。優勝しました。2位との差は0.14秒。400M決勝で逆転負けをくらったパターンのお返しの展開となりました。
勝利の美酒は、やっぱり泡系ですね。
地元ピエモンテだからアスティで美味しく乾杯!!
これで全レース終了。金メダル2個、銀メダル2個と出場全種目の入賞。国際大会では久しぶりの成績となりました。
新しい治療法に出会い、体調も回復しつつある中で、今大会は「レースの読みと展開の駆け引き」で勝てた試合でした。自分としては、新しい力を身に付けた感じです。滅茶苦茶な猛暑の中、体力的には大変な大会でしたが、精神的にはとても充実した大会となりました。
全レース終了後の夜はお酒も解禁。地元で大人気のレストラン「ristrot guviol」に出掛け、ピエモンテ名産のアスティ・スプマンテで祝杯、思いっ切り呑み干しました。まさしく勝利の美酒を味わいました。応援していただいている皆さん、ありがとうございました。
新たに目指す目標は『世界5大陸の制覇!』への挑戦。楽しくそしてハードに世界を旅してます。 私は日本陸連所属のマスターズ(シニア)・アスリートです。 50代でメタボ体型をダイエットしようと始めたランニングでし[…]
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