(ベンメリア遺跡レポートからの続きです。)
ベンメリアを後にして途中の Svey Leu、道路沿いの食堂で昼食です。お弁当は出来立ての野菜炒め、目玉焼き乗せでした。熱々で美味しかったのですが、お腹の弱い私には屋台ご飯の地元料理はちょっとチャレンジ。そこで助かったのはホテル(Golden Temple Villa)で用意してくれたランチボックスです。ご飯に野菜、卵料理、フルーツ、デザートまで盛り合わせ。冷めても美味しかったなぁ。
屋台飯はちょっとお腹に怖いので、ホテルで用意してくれたランチボックス。
麓で4WDに乗り換えて、頂上を目指す道のりはまるでジェットコースター!
いよいよ、Preah Vihear Temple(プレアヴィヒア)です。車はダンレック山の麓のチケットセンターに到着です。ここでチケットを購入し、車も4WD車に乗り換えます。
そして一気に寺院のある山頂に向かいます。これが凄い運転なんです。右に左に猛スピードで、遊園地のアトラクションみたいにスリリングですよ。
プレアヴィヒアはタイとカンボジアの国境紛争地帯。
ライフル携帯の兵士達にちょっと緊張。
5分程のドライブを楽しんでプレアヴィヒア寺院の入口に到着。参道を登りながら見えるのは隣国タイとの国境。紛争の続くこの辺りはプレアヴィヒア寺院はクメール人からもタイ人からも神聖な寺院と崇拝され、両国からの領有権争いが続いている地なのです。望遠鏡を使うとタイの軍隊の最前線が見えますよ。
参道を登り5つの楼門をくぐるたびに、新しい景色が目の前に広がります。
さらに参道を登り伽藍を目指します。その間に5つの楼門があり、北側から第5、第4…と続きます。階段を登るたびに次の楼門が現れます。そして眺望も変化します。その楼門を潜らないと次の中庭が視野に入らないような工夫がなされていて、眺望の変化が楽しめます。特に第4楼門の破風に彫刻されている「乳海攪拌」のレリーフは、ヒンドゥー教の天地創世神話「ラーマヤーナ」の有名な一節が描かれ、千年の時を経ても鮮明に残っていて、かなり貴重な彫刻です。
断崖絶壁の山頂から、地平線まで広がるアジアの大地の絶景
第三楼門の見学をしたあと、中央祠堂から回廊を抜けて裏手に出ると、視界が開けた断崖絶壁の山頂に出ます。広い展望台という感じですが、先端の岩場に登ると地平線まで広がるアジアの大地の絶景が見られます。絶壁を背景にみんな写真を撮りますが、自撮りは無理なので誰かに頼みましょう。
ちょっと足元震えるけど、絶対撮れる奇跡の一枚。
一番のインスタ映えポジションは空中にせり出した岩盤テーブルの上。どこまでも広がる緑色の絶景大地を背景にカンボジア旅行の最高の1枚を撮ってください。歴史的に眺望の利く険しい深山は宗教の拠点として聖地に位置付けられてきました。きっとその神秘的なパワーを感じるはずです。
シェムリアップ最終日。早起きしていくのは「アンコールワット遺跡の朝陽」です。この日の日の出時刻は 6時15分。なのでホテルをまだ真っ暗な5時に出発します。前日に滞在中ずっとお世話になってるコンシェルジュのティーアさん相談、トゥクトゥクの[…]