出発はヘルシンキ中央駅、西側地区の歴史ある路地裏を歩きながら有名スポットを巡ります。
ヘルシンキは日本人に人気の観光地ですね。世界遺産のスオメンリンナ島や珍しいテンペリアウキオ教会、それになんと言っても人気なのは「かもめ食堂」ですね。
ヘルシンキの街はそれ程広くなので、効率よく歩けば1日で回れるコースです。でもそんな駆け足で回っても、もったいない。ヘルシンキの面白さは、マーケット広場の屋台で地元の人たちと触れ合ったり、ハカニエミ市場でマリメッコの店員さんと雑貨を選んだりするのが楽しいんですよね。
そんなヘルシンキの”おすすめ1日Tripコース”を紹介します。
後編はヘルシンキ西側のエリアです。
国民的偉人の作曲家シベリウスを称えた🎵フィンランド唯一の音楽学校「シベリウス音楽院」
今日最初の訪問はシベリウス音楽院(Taideyliopiston Sibelius-Akatemia)です。ここはフィンランドで唯一の音楽大学です。1882年にヘルシングフォシュ音楽院として開設され、1939年にフィンランドの著名な作曲家であるジャン・シベリウスに由来する現在の校名に改称されました。フィンランドでは唯一の音楽大学で国中から有望な学生が集っています。
ジャン・シベリウス(Johan Julius Christian Sibelius)は20世紀を代表する世界的な作曲ですが、フィンランド国内においては、帝政ロシアからの独立を勝ち得ようともがく暗黒の時代に、音楽を通じて国民意識を高揚させ心の支えとなった偉人として人気があります。
氷河期から残る自然岩をくり抜いた岩の教会は自然光が射し込む素敵な「テンペリアウキオ教会」
テンペリアウキオ教会〈Temppeliaukion kirkko〉は フィンランド福音ルター派教会に属しているキリスト教会です。スオマライネン (Suomalainen)兄弟によって設計され1969年に完成したこの教会は「岩の教会」とも呼ばれる特徴的な造りになっています。
氷河期から残る自然岩をくり抜いて、天井部分には一面にガラスが張られ、自然光が射し込む素敵な教会となっています。岩盤が剥き出しのまま使われているので、その反射による音響効果が優れ、コンサート会場としても有名です。
日本人旅行客のほとんどが立ち寄る?
🎥🎬かもめ食堂が映画そのままに目の前に。
初めてヘルシンキ旅をする日本人旅行客のほとんどが立ち寄ると思われるのが「かもめ食堂」ですね。群ようこさんの小説で2006年には映画化もされ、小林聡美、片桐はいり、もたいまさこさん達の個性派俳優の名演で人気になった有名レストランがココです。
ヘルシンキのショッピング。北欧デザインを追い掛けて…最後に私のとっておきのお土産。
1日Tripの締めくくりは買い物です。旅行のお土産を探して中心街に戻ります。ヘルシンキのお店はヨーロッパでは珍しく日曜日も営業しています。ただ、日曜日の営業時間は短くお昼開店、18時頃閉店です。平日は朝早い9時頃から夜20時頃まで営業しているので、散策の帰り際に寄るのがいいかもしれません。
ヘルシンキのメインストリートは南北に走るマンネルへイミン通り(Mannerheimintie)と東西に走るエスプラナーディ通り(Eteläesplanadi)になります。その交差点にあたるのが、 STOCKMANNデパートのあたりですね。STOCKMANNデパートの前にある「3人の鍛冶屋の像」が目印にもなります。
ブランドショップが並ぶ「エスプラナーディ通り」marimekkoは2階建てですべてが揃う旗艦店
エスプラナーディ通りはフィンランドで一番人気のファッションストリートです。公園沿いの遊歩道にブランドショップが並んでいます。狙い目はせっかくだから北欧デザインでしょうか?マリメッコ(marimekko)やイッタラ(iittala)等の路面店舗はこの周辺です。旗艦店だから、アパレルから雑貨まで新作の商品がずらりと揃ってますよ。
北欧最大級のデパート「STOCKMANN」は品揃えも豊富、旅のお土産を揃えるのにも最適です。
ヘルシンキの1等地に位置するSTOCKMANNデパートは地上8階、地下2階建の北欧最大級の総合デパートです。市民にも人気の店ですが、旅行客にとっても北欧の生活を身近に感じられる憩いの場ですね。お土産選びにも困りませんよ。マリメッコやイッタラのような有名ブランドだけでなく、北欧らしい可愛い生活雑貨がたくさん揃っています。また、 北欧ブランドのSTOCKMANN限定モデルをみつけるのも楽しいです。そんな商品なら5階を目指してください。
地階は食料品売り場です。お土産のバラマキお菓子もあるし、自分のテイクアウト・フードを買うのにも便利です。
20世紀を代表するモダニズム建築家アルヴァ・アアルトが設計した「アカデミア書店」
STOCKMANNデパートの目の前にフィンランド最大の書店「アカデミア書店(Akateeminen Kirjakauppa)」があります。この書店が有名なのは、20世紀を代表するモダニズム建築家アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)が設計した建物だからです。 店内は白い大理石の壁で覆われていて、吹き抜けの回廊が開放的です。東京・銀座の伊東屋もそうですが、他の階のフロアが覗ける設計だと、「次に何があるのかな?」と興味が湧く心理的な視覚効果を生んでいるんですよね。天井の本を広げたようにデザインされた天窓からは優しい明りが射し込みます。北国の日照時間の少ない冬でも十分な明かりを取り込む設計のようです。
書籍も充実していますが、地下1階のステーショナリーコーナーも文房具好きにはたまらない北欧デザインですよ。
ヘルシンキ郵便局の前の歩道に不思議なガラス製キュービック「Salakauppa」
目当てのお土産もゲットできたので、ブラブラとホテルへの帰り道。ヘルシンキ中央駅方向に歩いていると、駅前の郵便局の前に不思議な建物。ガラス張りのサイコロ。よく見るとお店です。看板には「Salakauppa」とありました。
最初に見つけたのは2013年に行った時ですが、フィンランド人のJohan Olinとヨハン・オリンと韓国人 Aamu Song が2000年に設立したセレクトショップでした。
最新の情報を確認したところ… 今ではヘルシンキを拠点に世界に展開していました。2019年には日本にも、東京・自由が丘にやってきていましたね。
ヘルシンキの1日Tripお楽しみいただけましたか?次のブログではいよいよヘルシンキ郊外の深い森と湖の街へ行く列車旅ですよ。
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