【世界一周航空券】⑤初めての発券。自分のプラン通りに航空券は購入できるのか?

 第1回目の予約を始めます。2018年11月です。
 まず最初は自分の考えたプランがどれだけ現実的なのか?ダイナースクラブの海外旅行デスクに相談です。(もちろん、JTBでもHISでも世界一周堂でも、自分の選んだ窓口で結構です。)

ダイナースで世界一周

旅・仕事・旅・仕事・旅。世界を3分割にして一周する、サラリーマン世界一周。

自分なりに立てた行程プランは次のようなものです。
 さすがに仕事があるから、そんなに長い休みがまとめて取れません。ですから、世界一周を3分割にしました。裏技です。航空券は世界一周で購入しますが、途中の都市で一度中断して日本に帰ってくることもできます。その際の帰国の航空券は別途手配です。(私の場合は特典航空券やLCCを使って節約しました。

 最初のプランはこんな感じでした。
■第1クールを「アジア編」:東京からシンガポールへ、そしてマレーシア、カンボジアと周遊してタイへ行きます。バンコクから一時帰国です。
■第2クールは「地中海編」:タイに戻って再開します。タイからトルコ、エジプト、ギリシャ、ドイツに。ミュンヘンからまた一時帰国です。
■第3クールは「アフリカ・南米編」:ミュンヘンに戻って再開。ケニア、南アフリカ、ブラジル、ペルー、アメリカ。最後に東京に帰って完了ですね。
 この日程は旅行の合間に帰国してしばらく仕事して、休みが取れたら再度行くことの繰り返しです。この利用では、一時帰国の都市で長期滞在のカタチになっています。

海外旅行デスクの担当から添削結果が返ってきました。地球の裏側で予約できないフライトが。

 そして、このプランを旅行デスクに依頼しました。まずこの時点で全行程のフライトが手配できるかの確認です。早速、問題点を指摘されました。一部の区間がスターアライアンス系の提携航空会社で一時運行を停止している。また、総マイル数がぎりぎりクラスを超えて航空代金が高くなってしまう。
 そこで1回目の修正です。この時点で世界一周に詳しいベテランのスタッフ”Tさん”が私の担当に付きました。これ以降、Tさんがずっとフォローしてくれます。また、3分割の旅行時期も決めます。やはり北半球から南半球まで行き来しますから、気候の良い旅行シーズンに合わせるのも大変です。

 いろいろとアドバイスを聞きながら、決めた最終案が次の通りです。
■第1クールを「アジア編」:東京からマレーシアへ、その後は別途自己負担でボルネオ島、カンボジアと周遊してタイへ行きます。バンコクから一時帰国です。
■第2クールは「地中海編」:タイに戻って再開します。タイからエジプト、ギリシャ、マルタ島、ドイツに。フランクフルトからまた一時帰国です。
■第3クールは「アフリカ・南米編」:フランクフルトに戻って再開。ケニア、南アフリカ、ブラジル、ペルー、メキシコ。最後に東京に帰って完了です。
 これで総航続距離が34,000マイル以内に収まり「STAR2クラス」になって安くなりました。また、全フライトの座席確保が可能になりました。
また渡航時期は、「アジア編」が2019年12月、「地中海編」が2020年4月、「アフリカ・南米編」が2020年9月と最適シーズンに決定しました。

 ここで解決しなければならない問題点が…。ANAの規程では航空券の予約開始は、旅程の最終区間搭乗日の355日前からとなるのです。
 となると、旅程最終搭乗日は3回目の「アフリカ・南米編」の終わる2020年9月になってしまいます。そうすると、予約開始は2019年9月。ここまで待つと、それまでに「アジア編(2019年12月)」や「地中海編(2020年4月)」の予約はそれぞれ355日前から始まっているので、すでに満席になってしまっている危険性が出てきてしまったのです。
 これを回避するための提案として、1回目の「アジア編(2019年12月)」の予約の際に「地中海編」と「アフリカ・南米編」もダミーの日程(2019年12月に完了する)で合わせて予約してしまう案です。次に2019年4月になったら「地中海編(2020年4月)」を正式な日程に予約変更する。続いて2019年9月になったら「アフリカ・南米編(2020年9月)」を正式な日程に順次予約変更することによって、それぞれの予約開始時期(355日前)から予約できるようになるので、席を確保しやすくなります。デメリットとしてはその都度変更手数料がかかります。

世界一周航空券を計画通りに確実に予約を取る方法。

 ということで、私の世界一周旅のスタートは2019年11月30日に決定し、この時点で「正式な日程の世界一周航空券のコース」と「ダミーの日程で最短で完了するコース」の二種類のプランが出来上がりました。この2つのプランは出発日と行程は一緒ですが、内容の日程が違います。ダミー編は2019年12月中に一気に世界一周して日本に帰ってくる日程になっています。このダミー編で申し込めば、予約は2019年1月から開始できるんです。
 これで申込内容は決定しました。航空券代金はビジネスクラス世界一周航空券で822,000円。それに初回発券2,160円とその後の2回の変更手数料で10,800円(5,400×2)となりました。

これが世界一周航空券の実物です。これ見ながらお酒が進んで、夢がどんどん膨らんできますね。

 その後、2019年1月になって予約開始日の2日前に、ダイナースクラブ海外旅行デスクに正式に依頼し、受付開始と同時に予約してもらうことになりました。

世界一周航空券 eチケット
これが本物の世界一周eチケットです。(一部個人情報は消してあります)
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3分割の世界旅行プランがこれです。これなら有給休暇つなぎ合わせて行けますよ。 2019年1月、世界一周航空券を購入しました。出発日は2019年11月30日、まずマレーシアへの出発です。それまでじっと待つだけ…とはいきません[…]

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