コロナ禍の一瞬のタイミングで箱根旅行に行ってきました。
新型コロナの感染が徐々に収まってきた6月。ここ2~3ヶ月も”巣篭もり”状態で奥さんにだいぶ負担を掛けたので「家事に煩わされず1日ゆっくりしたいネ」ということで予約して、7月に箱根の星野リゾート「界」に行ってきました。ところが、行った後にコロナ感染が再度拡大してしまったので、ブログへの書き込みは躊躇していたのですが…。
いよいよ10月から東京も含めて”GO TO トラベル”が拡大したので、解禁です。GO TO トラベルの計画の参考にどうぞ。
箱根への近道。新宿から小田急箱根高速バスに乗ったまま直行、降りたら目の前がホテルです。
出掛けたのは7月の日曜日。新宿から小田急箱根高速バスに乗車です。星野リゾート「界」は箱根・仙石原にあります。小田急箱根高速バスの「台ヶ岳」バス停から徒歩5分程なので、新宿からだと直通乗り換え無しでとても便利です。これが今回のポイント!
箱根旅行には小田急で箱根湯本に行き、そこから箱根登山鉄道やバスで目的にまで移動するパターンが一般的ですが、だいぶ時短になりますよ。
当日は新宿バスタ9時5分発、でも5組しか乗車していなくてガラガラです。バスは東名高速を御殿場で降りて、そこからは市街地を抜けて11時20分に「台ヶ岳」に到着(約2時間の乗車でした)。ホテルまでは少し急な上り坂の一本道を上ります。約5分で到着です。
チェックインまでの時間を利用して箱根観光。エヴァンゲリオンデザインのバス停から乗車。
チェックイン(15時)には少し早いので、荷物を預けて箱根観光に。行き先は「岡田美術館」。直行の路線バスが近くの「仙郷楼前」から出ます。約25分の乗車で終点の「小涌園」で下車すると目の前が「岡田美術館」。
開化亭「名物 豆アジ天うどん」。新緑眩しい庭を眺めながらの「冷しぶっかけうどん」もお薦め。
ちょうどお昼時だったので、先に敷地内にある食事処「開化亭」に入りました。この開化亭は古民家造りで雰囲気良く、特に入って手前の部屋はカウンター席からは内庭の池が眺められる景色を眺めながら涼しくお蕎麦をいただけるのでおすすめです。名物は「名物 豆アジ天うどん(温)」と「牛ごぼううどん(温)」ですが、暑かったので私達はサクサクの海老天婦羅を乗せた一品「海老天うどん(冷)」と めかぶや山芋、納豆などの上にちくわ天を添えられた「冷やしぶっかけうどん(冷)」を注文しました。正解!!!
期待以上に凄い! 感動のコレクション『岡田美術館』。ここだけでも箱根旅行の価値大!!
お腹を満たしたところで、いよいよ館内へ。1階は陶器のフロア、まず目に入る「景徳鎮」に見入ってしまいます。この段階で「岡田美術館に来て良かった」と思わせる国内有数のコレクションです。中国陶磁は唐三彩の駱駝像に始まり、古代から清朝まで歴代の作品が揃い、それぞれの年代の景徳鎮窯の焼物の色付けの素晴らしさに圧倒されます。
2階では日本の陶磁器の展示。江戸時代の肥前磁器(古九谷・柿右衛門・鍋島)を中心に、仁清・乾山による京焼、土偶や埴輪などを併せた内容となっています。柿右衛門の色付けにも魅了されますが、尾形乾山作の色絵竜田川文透彫反鉢(重要文化財)は文様、透かしが見事に調和し、角度による違った顔を楽しむことができます。
『北斎の肉筆画-版画・春画の名作とともに』葛飾北斎の生誕 260 年の節目に相応しい特別展。
そして3階、いよいよこの期間の特別展示「北斎の肉筆画-版画・春画の名作とともに」です。葛飾北斎の生誕 260 年の節目での開催になりました。
この特別展では、北斎の画業70年のうち、40歳代から最晩年までの各時代を代表する珠玉の肉筆画11点を中心に、版画・版本、春画を含む全17点の北斎作品が展示されています。岡田美術館に収蔵される北斎の全作品(14点)を同時に公開されたのは、本展が初めてとのことです。
代表作「冨嶽三十六景」や「北斎漫画」も見どころですが、円熟期に描かれた肉筆美人画の傑作「夏の朝」と「美人夏姿図」(個人蔵)の豪華競演は注目です。それも、作品の解説を読んでもう一つの世界を知ることで、本当に充実した鑑賞になりました。ちなみに「夏の朝」の解説は『水盤に赤い金魚が涼しげに泳ぎ、鏡の蓋に置いたうがい茶碗に朝顔が浮かんでいるので、夏の朝の情景と知られます。釣り衣桁には男の着物が掛かり、夫より早く床(とこ)を出た新妻が朝の化粧に余念ない姿と分かります』。喜多川歌麿の「深川の雪」もまた奥深い作品でした。
「界 仙石原」のコンセプトは『アートをキーワードに地域と世界を結ぶ”つながり”を創造』。 岡田美術館からホテルに帰ると、ちょうどチェックインが始まっていました。早速済ませ入室です。部屋に入ってまず目につくのは、インテリアに素敵に溶[…]