いよいよ陸上競技の聖地”アメリカ大陸”に挑戦🏃♂️💦🏃♀️全米大陸から集結するアスリート達はやっぱり凄かった。
『世界五大陸制覇』チャレンジの4大陸目となるアメリカ大陸に挑戦してきました。
出場した大会は 「2024 Pan-American Masters Games(全米大陸選手権大会)」 、開催地はアメリカのクリーブランドです。
パンアメリカン・マスターズゲームズは、4年に一度開催される、IMGA(国際マスターズゲームズ協会)主催のシニア・オリンピック(35歳以上が対象資格)です。今大会は陸上競技、水泳、バスケットボール、テニス、サイクリングなど、20種目の競技に、50カ国以上から約4,000名のアスリートが参加し、盛大に開催されました。
開催地 Clevelandへ出発🛫シカゴ オヘア国際空港で乗り換え約30時間もの長距離移動
出発は7月、羽田空港もコロナ禍を乗り越え、旅行客がだいぶ戻ってきて混雑しています。
それだけに、最近の搭乗手続きは顔認証システム「Face Express」に助けられています。チェックインから搭乗ゲートまで、パスポートや搭乗券の提示をすることもなく、顔認証のみで通過できるのはありがたいですね。
Face Expressの利用の流れ
とても便利な搭乗手続きなのに、あまり利用されていないので、ここにまとめてみました。
①チェックイン・顔情報の登録
航空会社のチェックインカウンター、または自動チェックイン機でチェックイン手続きを完了します。Face Express登録機で、パスポートと顔写真の登録を行い事前準備は完了。
登録が完了すると、以降の手続きでは顔認証のみで通過できます。
②手荷物預け
自動手荷物預け機に荷物を預けます。カメラに顔を向けて認証を行うことで、荷物の預け入れが完了します。
③保安検査場は専用レーンに
出発ゲートに向かいます。もちろんFace Express専用の優先レーンに進みます。カメラに顔を向けて認証を行うことで、保安検査場を通過できます。
④搭乗ゲートも専用入り口
搭乗ゲートに設置されたカメラに顔を向けて認証を行います。認証が完了すると、ゲートが開き搭乗できます。
Face Express のおかげで空港ラウンジに一直線、ゆっくりと出発前の腹ごしらえができます。ヨーロッパやアメリカ便といった長距離便の時には特にありがたいです。
感染症対策で、各国の空港も顔認証など各種の最新システムを導入して、手続きの迅速化、混雑緩和に取り組んでいるのは嬉しいことです。
ANAシカゴ便ではプレミアムエコノミー席で快適なフライト
まずは経由地のシカゴに向かいます。試合前のコンディション維持のためにプレミアムエコノミー席での移動です。やっぱり少しでも横になって寝られるのは嬉しいです。
それに最近はプレミアムエコノミー席のサービスが、各航空会社ともに拡充しています。ANAでは快適な座席や充実したアメニティに加えて、食事も充実しています。日本(羽田と成田)発の国際線では、有料ですが”特別機内食”が注文できます。それも和食と洋食から選択できますよ。料金は2,500円(税込)で出発の24時間前までの予約制です。
この日のフライトでは洋食を選びました。ビーフの赤ワイン煮込みでしたが美味しかったですよ。ちなみに2024年9月のメニューはアペタイザーに海老のマリネとオーロラソース、メインディッシュは(和食)金目鯛の煮付けか(洋食)ビーフハンバーグ 自家製デミグラスソースの選択、デザートにプルミエマロンとなっています。
🛬アメリカ屈指の巨大空港シカゴ・オヘア国際で待ち構える苦難のトランジット
シカゴ・オヘア国際空港で国内線に乗り継ぎマニュアル
シカゴ・オヘア国際空港に到着、クリーブランドへ向けて乗り継ぎです。シカゴ・オヘア国際空港はアメリカ屈指のハブ空港なので、とにかく広大で乗り継ぎが大変です。
一般的に…「最低乗継時間(MCT:ミニマムコネクティングタイム)」は航空会社や空港毎に設定されていますが、通常は2時間程度ですね。
しかしシカゴ空港では入国審査が激混みということで、相当な余裕時間が必要とアナウンスされています。アメリカ税関の統計では、シカゴ国際線の入国審査待ち時間は平均で100分、混雑時には194分というデータがあります。これ以外に荷物のピックアップや再預け、ターミナル間の移動もあるので、4時間越えの乗継時間を覚悟しなければなりません。
実際に私の場合、絶対に乗り遅れられないので、シカゴに9時到着(ターミナル5)で、乗継便はシカゴ14時20分発(ターミナル1)のフライトを手配しました。5時間20分もの乗継時間を空けました。
ところが結果的には…私がクリーブランド行の出発搭乗口に到着したのが10時!なんと1時間で乗り継げました。(ESTA申請等の事前準備もしっかりしたし、降機の際は急ぎ足で入国審査の列に並んだりした効果でしょうか…)
シカゴ空港のターミナル間は無料の🚝自動運転電車 ATS (Airport Transit System) で移動。
五大湖に抱かれた街 クリーブランドCleveland に到着
ロックンロールの発祥地🎸🎙️「Moondog Coronation Ball」伝説のコンサートから始まりました。
やっとクリーブランドへ到着しました。まず迎えてくれたのはギターのオブジェの数々です。クリーブランド・ホプキンス国際空港ターミナルにはロックンロールに関連したモニュメントが多数展示されています。
クリーブランドはロックンロール発祥の聖地です。1952年3月21日、地元のラジオDJ アラン・フリードによりクリーブランド・アリーナで「Moondog Coronation Ball」というコンサートが企画されました。しかしチケットの偽造や印刷ミスが重なり、当日は会場の2倍以上の観客が押し寄せ大パニックになってしまったのです。
ところが、このことで伝説となる大規模なコンサートが誕生し、アラン・フリード自身の番組で初めて「ロックンロール」という言葉を使用したため、この新しい音楽ジャンルが世に広がっていくことになったのです。現在では市内にロックンロール殿堂博物館が誘致され、クリーブランドのアイデンティティを確立しています。
南北戦争によって始まるクリーブランドの歴史と伝統
クリーブランドは、1796年に設立された歴史ある街です。オハイオ州エリー湖の湖畔に位置する、鉄鋼業や製造業の中心地として栄えてきました。
南北戦争の際には、五大湖の水運と鉄道網を活かし、北軍にとって重要な物資供給拠点となりました。特に、オハイオ州は豊富な資源と人的資源を誇り、クリーブランドはその中心都市として、軍需物資の生産や輸送、兵士の訓練など、様々な形で戦争遂行に貢献しました。
クリーブランドからは多くの若者が北軍に従軍し、勇敢に戦いました。その中には、北軍の将軍として活躍し、その功績が認められて後に第20代アメリカ合衆国大統領となるジェームズ・ガーフィールド等多くの偉人を輩出してきたのがクリーブランドです。
クリーブランドのもう一つの顔「スポーツの街」活気ある強豪チームの本拠地🥎🏀🏈
スポーツの街でもあるクリーブランド。メジャーリーグのクリーブランド・ガーディアンズ(2024年度も地区優勝)、NBAのクリーブランド・キャバリアーズ、NFLのクリーブランド・ブラウンズなど、プロスポーツチームの本拠地でもあります。巨大なスタジアムも林立し、クリーブランドの熱気と活気を体感することができます。
【Pan-American Masters Games 2024】開幕🎉年齢や能力レベルを超えて育むライバルとの絆
2024年7月13日、Pan-American Masters Games 2024は Cleveland Mallで開会式の幕を明けました。
『Masters Games』はスイスのローザンヌに本部を置く国際マスターズゲームズ協会 (IMGA) が主催する国際的な総合競技大会です。IMGAはIOCに承認され「Sport for Life. Life without limits.(人生を豊かにするスポーツ)」の理念の下で、主に30歳以上を対象とし、年齢、性別、人種、宗教、競技レベルに関係なく、成熟したスポーツ選手たちが集う世界規模のマルチスポーツ イベントとなっています。
現役世代のオリンピックと同様に夏季・冬季大会は4年ごとに開催され(コロナパンデミックの影響で多少不規則になっていますが)、その間をつなぐように各大陸の選手権が開催されています。
今回のパンアメリカンマスターズゲームズ2024では、陸上競技、水泳、バスケットボール、テニス、柔道など20種目の競技に、50カ国以上から4,000名超のアスリートが出場しました。@PAMG公式
開会式 これがマスターズの愉しさ。ライバルたちの満面の笑みが広がる。
20競技で展開される熱戦。出場だけでなく、観戦も楽しく
想い出に残るクリーブランドの夏休みとなりました。
陸上競技は熱戦の連続🥇🥈🥉強豪国アメリカや中米ジャマイカを中心にトップアスリートが競う
Baldwin Wallace大学のマスコット『Yellow Jacket🐝』が迎えるスタジアム
陸上競技はクリーブランド西郊べリアにあるボールドウィン・ウォーレス大学の競技場で開催されました。この大学は、20世紀のアメリカ陸上界を代表する選手ハリソン・ディラード(1948年オリンピックで短距離走とハードル走の両方の競技で優勝した唯一の男子選手)の出身校です。スタジアムは設備も運営も大変充実していて、選手としてこのトラックを走れることをとても光栄に感じました。
鍛えぬいた身体が躍動!とにかく予選から厳しい戦いが続く!!
全米チャンピオン獲得🏆世界4大陸目制覇達成です🥇🥇🥇🥇
そして私の成績は…優勝して金メダルを獲得することができました。
最初のレース「200m」はアメリカ選手との体格差に圧倒され、残念ながら第3位 銅メダルと敗れてしまいました。続く第2レースの「400m」では準優勝 銀メダルと調子を上げていけました。
そして最終日 ボルテージが上がります。運命の「800m」は戦略を練り直し、最初から飛ばすプラン。とにかく逃げて逃げて、残された力を出し切る。それだけでした。結果的に逃げ切り、優勝し金メダルを獲得できました。ゴール後、他の選手や観客達から「Great job!」と声を掛けられたのがとても嬉しかった。
これにより、挑戦中の『世界5大陸制覇チャレンジ』はオセアニア、アジア、ヨーロッパ大陸制覇に次いで4大陸目の達成となりました。最終日のレースで達成という薄氷を踏む展開となりましたが、逆に自信にもなったレースとなりました。
4大陸目制覇を達成。次はアフリカ大陸選手権を目指します。
高かった目標もあと1歩のところまで登ってきました。残すはアフリカ大陸選手権ですが…ただ、アフリカでは政情など難しい背景もあり、大会の開催が予定されていません。開催実現に向けて、とにかくトレーニングを継続していくのみですね。
新たに目指す目標は『世界5大陸の制覇!』への挑戦。楽しくそしてハードに世界を旅してます。 私は日本陸連所属のマスターズ(シニア)・アスリートです。 50代でメタボ体型をダイエットしようと始めたランニングでし[…]
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