今年の最初の旅は「エジプト」行ってきました。
昨年はコロナ規制が緩和されてから…フィンランドをスタートにヨーロッパ各地、中東カタール、UAE、そしてスリランカ、オーストラリアと12ヵ国を旅してきました。コロナ禍の影響がまだ残っている海外の旅は、飛行機の欠航の多発や現地での再手配、海外でのPCR検査等、苦労の連続でした。
エジプト行きに人生2回目の「添乗員同行ツアー」を選んだ理由📝
そんな苦労の反省から…今回のエジプト旅は珍しく旅行会社の添乗員同行ツアーに参加しました。実は添乗員同行ツアーは2回目です。自由気ままな旅がしたい私はいつも個人手配。特にホテルにこだわっていたので、出発の2週間前までホテルも確定しないような旅行会社企画ツアーには参加したことがありませんでした。
ただ、昨年の夏に参加したHIS社の「スイス絶景氷河特急」がとても良かったので、その続きで今回もHIS社の「エジプト・ナイルツアー」に参加することになりました。
何が良かったか?
現地での対応力ですね。国毎に異なるコロナ対応、飛行機の突然の欠航や再手配…やはり旅行会社に任せることで”旅行を楽しむ”ことに専念できるのは大きいメリットです。
1日目の出発は成田9時20分発のターキッシュエアラインズTK051便。集合時間は7時45分の設定です。いつも利用している成田エキスプレスでは都合の良い便が無かったので、初めて日暮里駅からスカイライナーを利用しました。結果は…速くて快適で、次回以降も利用する機会が増えそうです。
HIS社の受付は第1ターミナル4階南ウィング「K1」カウンターでした。すぐにeチケットを受け取り、参加者各自でチェックインです。
コロナ禍もあり…対人のサービスは減っているので、自動チェックインです。すでにHIS社が事前手続きはしてありますが、自分でも席を選び直したりと自由にできます。
でもやっぱり海外渡航はカウンターで係員にいろいろ聞きたいですよね。今回はイスタンブールで乗り継ぎのカイロ行きなので、荷物の受け取りや、搭乗券の確認などが気になります。(今回は添乗員同行ツアーなのに、つい一人旅の時ような心配をしてしまいます。)
この画面の座席レイアウト分かりにくいです。実際は下の図解のような配置です。
搭乗機材はボーイング B787-9(B789 / ドリームライナー)です。ビジネスクラスは30席、窓側は一人席ですが、中央列は二人並びの席と一人独立の席が交互に配置されています。家族や友人との旅行には座席指定に気をつけてください。
フライトはターキッシュエアラインズTK051便🛫機材はボーイング B787-9(ドリームライナー )
いよいよ出発です。搭乗はターキッシュエアラインズTK051便、機材はボーイング B787-9(ドリームライナー )になりました。最近では使い慣れた機材ですね。ビジネスクラスは30席、プライベート空間も確保されマッサージ機能も付いたフルフラットシートで余裕のフライトになりそうです。
巨大なイスタンブール空港での国際線乗り継ぎは1時間30分で間に合うのか?
降機したら空港職員が迎えに来てました。特別なショートカット ルートがあるらしいです。
以前のアタテュルク国際空港から代わって、2019年5月にイスタンブールの第一空港として開港したこの新空港は世界最大規模の空港です。
私は開港後ちょうどコロナ禍もあり渡航できず、今回が初めての利用です。期待は世界一豪華と名高いターキッシュエアラインズの新ラウンジへの訪問。以前のアタテュルク国際空港のターキッシュ・ラウンジは何度も利用してお気に入りだったので楽しみです!
ところが、事前に聞いていた以上に巨大な空港です。
次のカイロ行きのフライトへの乗継時間は1時間30分!いったい何分間 ラウンジで休めるのか…?
到着のゲートは「G-9」でした。
いつもなら、到着早々に降りてダッシュなのですが…今回は添乗員同行ツアーなので団体行動です。降りた所でエコノミー席の参加者の人達を待ちます。
降り口には空港職員(私達のツアー団体を担当して乗り継ぎを案内してくれる方)が待っていました。巨大空港なので迷わずにショートカット(Fast Transfer)で次の搭乗口まで案内してくれるそうです。さすがにHIS社の添乗員同行ツアー、しっかりした手配で速そうです。
私達以外の一般乗客は降機した2階フロアをターミナルの中央コンコースに向かって歩いて行きました。
ちなみにイスタンブール空港は
■2階(エレベーター表示0階)が出発フロア
■1階(エレベーター表示-1階)が到着フロア
■地下1階(エレベーター表示-2階)がバスやタクシーの乗り場 になります。
ここでイスタンブール空港での「国際線から国際線への乗り継ぎ」のルールを少し整理📌
A)同じ航空会社の便に乗り継ぐ場合は
① 到着後ターミナルの案内板「Internationnal transfers」「Passport control/Transfers」の矢印の表記に従って進みます。
② 出発空港(日本等)で乗り継ぎ便のチケットが既に発券されていない場合は、途中の「Internationnal Transfer Desk」にて乗継便のチェックイン及び発券を行ってください。(※既に出発空港(日本等)で乗り継ぎ便のチケットが発券されている場合は不要です)
③ 空港中央コンコースに向かい、国際線乗り換えのための保安検査場を通り抜け、国際線出発ロビーに出ます。
④ あとは電光掲示板にて乗り換え便搭乗ゲートを確認し、搭乗ゲートへ向かってください。
B)違う航空会社の便に乗り継ぐ場合は
① 一度トルコに入国しなければなりません。
② パスポートコントロールにて入国審査を通過し、 ターンテーブルの荷物を受け取ります。
③ 税関を抜け、一つ上の階の出発フロアへ移動します。
④ 乗り継ぎ便の航空会社のチェックインカウンターにてチェックインを行います。
⑤ パスポートコントロールにて出国審査を行います。
⑥ あとは電光掲示板にて乗り換え便搭乗ゲートを確認し、搭乗ゲートへ向かってください。
※つまり、違う航空会社の便に乗り継ぐ場合の方が乗り換え時間が多く掛かります。
「Short Connection International」の標示板の裏が”秘密の入口”。専用の保安検査場を通過。
とにかくイスタンブール空港は巨大なので、乗り継ぎゲートが遠くて時間がギリギリの場合に対応して、ショートカットのルートが用意されています。
私達はこの特別なルートを使いました。空港中央ロビーに向かう通路に「Short Connection International」の表示板が出てきます。この位置に「ショートカット ルートの専用の保安検査場」があり、ここを通過してすぐに下のフロアに降ります。
こちらはすでに出国エリアのようです。つまり前述したように、一般の乗客は空港中央ロビーに向かい、そこで国際線乗り換えのためのセキュリティー検査場を通り抜け、国際線出発ロビーに出ます。その分検査場が集中し混んで時間が掛かるので…その時間が短縮できます。
注)但し、このショートカット・ルートの専用の保安検査場は混雑状況により、常に係員が居るとは限らないそうです。今回のような団体ツアーは事前に手配しているので安心ですね。
注)この説明の最後にショートカットのための「Short Connection International」の案内マップも紹介します。
ShoppingやGourmet…トランジットをたっぷりと楽しめる 街のような巨大コンコース。
巨大な新イスタンブール空港は中央コンコースも巨大で、ショップやレストラン、ラウンジ、各種サービス施設も盛りだくさんです。
どの施設も華やかで目移りするのですが…今日の私たちは脇目もふらず、まず次の出発便の搭乗口に向かいます。
当日降機した「B-9」ゲートから次に搭乗する「F-7」ゲートまでの距離は…なんと約2km!!(GoogleMapで計測しました!)
とにかくまず「F-7」ゲートに到着してからフリータイムということになりました。ただ、通路の両側はブランドショップや美味しそうなレストラン、フードコートが続きます。凄い誘惑の中、添乗員さんが先頭にタカタカ進むので遅れることができません。もう途中でラウンジに寄ることは諦めました。残念!
世界の空港ラウンジ・ランキングで常に上位になるターキッシュ・ラウンジ。食事やサービスの充実度が評価されてますね。コロナ禍で渡航できず、初めての新イスタンブール空港なので是非立ち寄りたかった…だけど急ぎのためスルーになりました。「帰りのフライトでは是非立ち寄ろう」と心に決め、通り過ぎました。
中央コンコースを無事通過。F棟に入り、搭乗「F-7」ゲートに着いたのは、搭乗案内の約10分前でした。これでは途中でショッピングや食事はできませんね。ましてやターキッシュ・ラウンジを楽しむなんて絶対不可能でした。
結論です。空港乗り継ぎは移動時間の他に、到着から降機までの待機時間、セキュリティチェック等の余計な時間も掛かります。イスタンブール空港では航空会社間での乗継ルールも異なるため、さらに時間が掛かります。
これらを含めると、乗継時間が1時間半でもギリギリです。到着が少しでも遅れればアウトですよ。個人手配の方は旅行の最初から乗り遅れの無いように、確実な乗継便の予約手配をした方が良いでしょう。
無事にイスタンブール空港で乗り継ぎ、飛行機は地中海を横断しエジプトへ飛び立ちました。
そんなことで、楽しみにしていたターキッシュ・ラウンジの利用は残念ながらできませんでしたが、無事カイロ行きの便に乗ることができました。
カイロ行きの機材はエアバスA321(Airbus A321)でした。ビジネス席は通路を挟んで2席ずつ、余裕の広さで足が十分に投げ出せます。 食事も充実していましたが、東京-イスタンブール間でお腹イッパイだったので、食べきれませんでした。約2時間15分のフライト時間です。
カイロ国際空港に到着。警厳戒体制の中👮♂️警官に静止され出発できないバスで待機。
カイロ空港は過去の爆破テロ事件の影響で警備が特に厳重です。人通りが少ない感じです。私達のグループもすぐには外に出られず、そのままロビーの端に待機、警察官の指示を待ちました。
何台かの送迎バスが到着すると、警官の指示でまとめて移動し急いで乗り込みます。乗り込んでもなかなか動きません。とにかく警官からの指示待ちです。
私が宿泊したヒルトン史上最○○なラムセス ヒルトンRamses Hilton Hotel
約30分程で中心街のホテルに到着しました。
宿泊するホテルはラムセス ヒルトン(Ramses Hilton)です。タハリール広場近くのナイル川のほとりに佇み、歩いて数分の近くには考古学博物館がある、観光やショッピングにも便利な好立地です。
高さは36階建て、総室数855室もあるヒルトンらしいホテルです。
高層階はナイル川ビューが間近に眺められ、エジプトを肌に感じられるロケーションですね。ちなみにエグゼクティブフロアは25階以上になります。
入っての印象は…ちょっと雑然とした感じです。
早速部屋に入室。広々としてゆったりしたレイアウトですが、全体的に古さを感じます。隅々を見るとメンテナンスがしっかりとできていないのか、汚れや壊れた部分が少し気になります。エアコンの効きや給湯の温度調整…?
ちょっと厳しい意見ですが…残念ながら、たぶん個人手配だったら予約しないレベルです。
(※ホテルサイト情報では現在改装中で2023年末にリニューアル完成のようです。)
ただ、ホテルの立地はとても良いので、部屋からは目の前に考古学博物館やナイル川が見渡せ、眺望は抜群です。ホテルの改装が完成すれば、観光に便利なこのホテルを選ぶ価値はありそうです。ちょっと期待しましょう。
カイロ滞在中に「ラムセス ヒルトン ホテル」に3泊しました。施設が古いので辛口の評価になってしまいましたが、エジプト考古学博物館から数分の近さ、ナイル川ビューの眺め等、観光の拠点としてのロケーションの良さは格別でした。現在行われているリニューアルが綺麗に完成したら、おすすめのホテルにランクアップしそうです。
次のブログ更新は…いよいよギザのピラミッド観光🐪🐪🐪
初日からハイライト🎊ピラミッドに向かうツアーバスには警察官も同乗して安全を確保してます。 エジプト観光第1日目はギザの三大ピラミッド(Great Pyramid of Giza)からスタートです。初日からテンション[…]
行った人にしかわからない海外旅行情報を最新版で届けます。 私は現在、世界一周旅行進行中です。今まで250回を超える海外旅行をしてきましたが、初めての世界一周旅行です。私の場合…仕事の合間を縫っての海外旅行なので[…]
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