真珠をイメージする人工島『ザ パール(Pearl)』 の瀟洒な街並みで優雅なセレブ気分に触れる
ドーハ中心地からメトロで約15分、最寄りのメトロLegtaifiya駅からバスで約10分
首都ドーハには、急速に発展するカタールの国際化に向けた二大国家プロジェクトの街があります。一つは経済の中心となる「ウェストベイエリア」 、そしてもう一つはウェストベイの沖に浮かぶ人工島「ザ・パール(Pearl)」です。どちらもカタールの富の象徴ともいえる街なので必見ですよ。
豪華クルーザーが並ぶマリーナエリア🚢Bahriya Beachを囲むビーチアリア🌊の2つの顔
「ザ・パール(Pearl)」はドーハ市街地の北、ウェストベイの沖に浮かぶ巨大な人工島に造られた街です。パールの名が付いたように、この地は以前はカタールの主要産業であった真珠養殖の中心地だったところですが、2004年に外国人にも不動産を持つことが許されると、海外資本を集めようと急速に開発されました。
真珠をイメージさせる円形の人工島には、富裕層を対象としたヴィラやアパートメント、高級ブランドが入ったショッピングモール、お洒落なレストラン、そして5 つ星ホテルが囲むように続きます。中心となる湾岸には豪華クルーザーが停泊し、世界一と言われるカタールの富を象徴するかのような瀟洒な街並みが形成されています。
このエリアは、それぞれ決まった建築様式を持った 12 の個性的な住宅地区があり、他国の文化に浸る感覚も味わえます。水の都ベネチアをモデルとしたイタリアの雰囲気を味わえる”カナット カルティエ街”。南の島のビーチが広がる”コスタマラズの小島”には 5 つ星ホテルが。地中海をテーマとした”メディーナ セントラル”のショッピングモールではショッピングもイベントも楽しめます。
この街を歩けば、カタールらしい優雅なセレブの気分を味わうことができますよ。
紺碧の海にヴェネツィアの運河が広がる『カナート カルティエ Qanat Quartier』
マリーナ・エリアから道路を渡って北側のエリアに行くと「カナート・カルティエ (Qanat Quartier) 」のエリアに入ります。 イタリアのヴェネツィアを模した街並みが広がります。ラスベガスの ヴェネツィアン・リゾートホテル等にも同じような屋内施設がありますが、こちらは屋外、青空の下で街全体がヴェネツィアのようなのです。
でも、ただ真似たのではなく、青い海の入り江を利用して広大な運河を中心とした快適な街造りです。住居エリアと広場を橋でつなぎ、レストランやショップも身近な存在に、続く海辺にはタウンハウスも設置しリゾート感も漂っています。あくまでもアミューズメント・パーク的なものではなく、快適な生活エリアとしてのニュータウンです。
伝統的な昔のカタールを再現した『カタラ文化村』で2000年の歴史を遡る
ドーハ湾の北部に位置する「カタラ文化村」は、伝統的な昔のカタールを再現したテーマパークで円形劇場やアートセンター、ギャラリー、レストラン等がそろった施設です。この村はカタールとドーハの文化の本質が理解できる近代的な施設とし、地元の人々と外国人観光客との芸術分野での交流を促進するために作られたものです。
村の名前のKatara(カタラ)の語源は…西暦 150 年以降、西洋の記録において地理的および歴史的な地図でカタール半島に割り当てられた最も古い用語でした。
この村のコンセプトは「自国の文化的および知的豊かさを考え、カタールの歴史的過去とのつながりを維持し、歴史の始まり以来のカタールの並外れた地位を称えるために、カタールの以前の名前を復活させることが決定されたそうです。カタラ文化村が目指すものは、芸術や文化の交流によって、希望、理解、平和といったメッセージを世界中のさまざまな人々に広めること」だそうです。
文化村の前にはギャラリーラファイエットを核とした高級ショッピングモール『Katara Plaza』
村の名前『Katara』の語源は…西暦150年、歴史的な西洋地図に残るカタール半島への名付け
村の名前のKatara(カタラ)の語源は…西暦 150 年以降、西洋の記録において地理的および歴史的な地図でカタール半島に割り当てられた最も古い用語でした。
この村のコンセプトは「自国の文化的および知的豊かさを考え、カタールの歴史的過去とのつながりを維持し、歴史の始まり以来のカタールの並外れた地位を称えるために、カタールの以前の名前を復活させることが決定されたそうです。カタラ文化村が目指すものは、芸術や文化の交流によって、希望、理解、平和といったメッセージを世界中のさまざまな人々に広めること」だそうです。
村に入ると、そこは昔のカタールの世界です。レストランやカフェのあるスークのような通りを抜けると、モスクやギャラリーが点在します。建造物ではピジョン・タワー(鳩小屋)に象徴されるように、ヨーロッパと東洋の建築様式がカタール風に融合したデザインがとても興味深い街並みです。
円形劇場等ではイベントが催されるようですが、私は暑い日差しを避けてギャラリーに入りました。展示物はラクダやハヤブサの絵画、伝統的な木造帆船”ダウ船”の造形物など、カタールをもっと知る楽しい時間が過ごせました。
アラビアン アートとカルチャーに出会える『KATARA ART CENTER』🎨🎪
カタラ文化村のシンボル「鳩の塔(PIGEON TOWER)🕊🕊」には生活に密着した大切な機能が
ターコイズと紫のモザイクタイルに金色のエナメル加工の外壁が特徴的な『Katara Mosque』
イスラームの国で海水浴?🏊♀️紺碧のペルシャ湾を望む『カタラビーチ🌊』で貴重な体験
カタラ文化村を越えると海辺に出ます。ここがカタールの東海岸に位置するドーハのメインビーチ「Katara Beach」です。海岸に出て左手が港、右手には砂浜の海岸線が広がっています。
港エリアに出るとドーハ湾越しにザ パールの優雅な街並みが見えます。湾にはダウ船が浮かび中東らしい素敵な景色ですよ。
砂浜の海岸線に出ると”海水浴場”です。イスラームの国での海水浴?あまりピンときませんよね。カタラビーチは2018年に海水浴場として泳ぐことが解禁されました。但し、区画が分けられていてルールがあります。
よく見ると柵があり、北側の区画は富裕層の専用プライベートビーチです。眺めの良いガラス張りのコテージが設置され、それぞれにガードマンがいます。もちろん有料です。(私は最初によく分からず入ってしまいましたが、すぐに注意されて退場しました。)
南側の区画は一般人用のプライベートエリアです。ただし、このエリアも柵で囲われた区画は有料(入場料10QAR +パラソル15QAR)のようです。その代わりビーチパラソルやサンベッド、ビーチチェア等の設備がしっかりとされていました。(ワールドカップ期間中は無料だったとの情報もあります)
ちなみに、海水浴をしている人は柵の中のエリアだけでした。地元の人に聞くとカタールに住んでいる外国人がほとんどだそうです。やっぱり宗教上の暗黙のルールがあるんですかね。このビーチ以外ではザ パール地区の”Pearl Beach”でも海水浴客を見かけました。こちらは外国人居住区のような場所ですから、やっぱり限られているのでしょう。
海岸には利用のルールが掲示されていましたので、少し紹介します。
主な禁止事項は、日没後の遊泳、ペットの連れ込み、バーベキュー、キャンプ、写真撮影などです。
そして肝心のドレスコードとして…女性はビキニや、ワンピース水着はダメ!フィットネス水着(袖があり膝と肘を覆うスタイル)でなければならない。男性の場合でも、スピードタイプの身体にフィットした水着はダメ!サーフパンツ・タイプのみです。
ただ、カタラビーチではビキニスタイルの女性もいたので、外国人客はOKのようでした。違反者には巨額の罰金が科されるようですので、要注意ですね。
ドーハ湾越しの美しい景色が存分に楽しめる『ドーハ コーニッシュ(Al Corniche Waterfront)』
ドーハ湾を囲むウォーターフロントの遊歩道「ドーハ コーニッシュ(Al Corniche Waterfront)」 は、南端のイスラム美術館から北端にあるピラミッド型のシェラトン ホテルまでを三日月形に結ぶ景観豊かな観光スポットです。全長は7キロメートル、レストラン、ナイトクラブ、公園、文化的アトラクションがあふれています。
おすすめのポイントはドーハ湾越しの美しい景色です。正面には紺碧の海にポッカリ浮かぶ Old Palm Tree Island。右手にはイスラム美術館や伝統的木造のダウ船が並ぶアラビアンな風景、そして左手のウェストベイの超近代的な高層ビル群の眺めは壮観です。
道路の両側に配したヤシの木のお陰で暑い日差しも遮られランニングする人達の姿も見かけられますが、本番はやっぱり夕方から。ウォーターフロントの涼しい風に誘われるように地元の人達や観光客が繰り出します。ライトアップされた景色が海に映る様は幻想的で最高の旅の想い出になることと思いますよ。
私が訪れた期間にはワールドカップ関連のイベントが各所で開催され大変賑わっていました。
カタールの発展と富を象徴する新市街『ウェストベイエリア City Center』
カタールの首都ドーハの旧市街から湾を越えた先に新市街「ウェストベイエリア」があります。最寄りはDECC駅、DECCとは「Doha Exhibition and Convention Centre(ドーハ展示場・会議場)」の略で、まさにカタール経済の中心地です。急速に開発が進み、ピカピカの高層ビルが林立する景観は未来都市のような雰囲気ですよ。ワールドカップを始めとして国際的なスポーツイベントやコンベンションの誘致等が積極的に推進され、カタールの顔として国内のみならず、国際的に存在感を発揮する街となっています。
このエリアの中心で核となるのがショッピングモール「City Centre」です。カルフールを核テナントして350を超えるショップを有し、ピーク時には7万人もの客を収容するドーハ最大級の規模です。立地的に地元の人々、外国からの駐在員、観光客が訪れるので、ブランド物ファッションから日用品まで品揃えは豊富です。また、レストランやカフェも多国籍なグルメ(もちろん和食も)の店舗がモールのあちこちに点在しているので、買い物の合間にゆっくりと休憩するにも便利です。
City Centerにはこの他にも映画館やボウリング場、大きな吹き抜けのアイススケートリンクまであり、酷暑の昼間にエアコンの効いた屋内で過ごすには快適な施設として大人気のショッピングモールとなっています。
また隣接して、マリオット系やインターコンチネンタル、メリディアン、ロタナ、プルマン等の五つ星のホテルがズラリと並んでいます。ドーハを観光旅行に訪れる際にはホテル選びの有力候補地になるエリアですね。
夕涼みのウェストベイ エリアで中東グルメを味わう
ドーハの高層ビル群はどの角度から見ても印象的ですが、夜を迎えライトアップされるとさらに魅力を増し、写真映えスポットになります。それに、日中暑いドーハでは夕方からの涼しい時間帯に合わせて営業する遅めの美術館や施設も多いので、それを楽しみたい地元の人達で賑わってきます。
美味しかった🥳🥧『abajour』最も洗練されている中東料理と言われる”レバノン料理”
せっかくのカタール旅だから、地元らしい中東料理が食べたくて、ロコ(現地在住日本人)のミアさんに美味しいお店を案内してもらいました。
訪れたレストランは新市街のウェストベイにある『abajour』です。もともとカタールには地元の伝統料理があまり無いらしく、選んだのは最も洗練されている中東料理と言われる「レバノン料理」です。
レバノン料理の特徴は、野菜や豆、ハーブ類、ヨーグルト等を使ったヘルシーなメニューが多いこと。スパイスをふんだんに使った脂っこい料理が多いアラブ諸国の料理に比べ、さっぱりしていて美味しい味付けが”洗練された”という評になっているようです。温暖で土地が肥沃なレバノンでは野菜や果樹の栽培が盛んだったり、地中海に面していることから新鮮な魚介類にも恵まれているので、素材を活かした料理が豊富です。
『abajour』はオーナーがレバノン出身で、創業当時の気持ちを大切にして、往年のレバノンの活気ある街風景写真を壁紙にして店内に飾っています。繁盛店のようでひっきりなしにお客様が来店していました。
国土の99%を占める砂漠の北端へ…オスマン、ペルシャ帝国へと続く中東歴史の原点を探しに。 せっかく中東に来たので、砂漠を越えて歴史的な遺跡を観てみたい。 カタールではドーハの街を離れると砂漠が広がります。国土のほとんど[…]
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