【健康管理】世界チャンピオンが自分で試した元気シニアの健康管理。

 私はマスターズ(シニア)競技の選手として世界中を飛び回り、各国で陸上競技大会に参戦しています。2017年には世界チャンピオンにもなりました。年齢は現在67歳(2020年)です。
 この年齢でも現役選手として活躍できるのは、徹底した体調管理の結果です。もちろん日常を注意をしていても、やっぱり怪我もします。そんな時の治療やケアへの取り組みも選手寿命を支える重要なスキルです。
 シニアの皆さんにとっても気になる日常の健康管理。私の取り組みが参考になればと・・・私の身体ケアについて紹介します。

【私の故障(大怪我)歴】
・肺血腫切除
・腓腹筋断裂
・ハムストリング断裂
・腹直筋損傷
・足底腱膜炎(筋膜炎)
・椎間板ヘルニア

怪我との戦い。攻めの健康管理が自分を創る。

 今現在、私は椎間板ヘルニアの治療と競技生活復帰へのリハビリ中です。
まだ、先行きの明るさはハッキリとは見えていませんが、気分はスッキリ前向きです。何故なら、現時点で長年の体調不良の原因がつかめて、快方への方向性が見えてきているからです。
 私の身体の故障が頻発しだしたのは3年前の2017年からです。2017年3月に世界マスターズ室内選手権が韓国・大邱で開催され、大会最終日の800Mでも順調に決勝に残っていました。
 決勝も順調にペースを掴み600M地点で前の選手を抜いた瞬間、股関節に違和感が・・・。そのまま再度抜き返されゴールイン。結果は第4位でした。
 帰国後、次の世界マスターズゲームのニュージーランド・オークランド大会に向けた練習を再開しましたが、股関節の痛みは下腹部に移りさらに増していきました。そして、大会。世界マスターズゲームは4年に1度開催されるマスターズ・オリンピックなので無理をして出場しました。試合本番では、処方された鎮痛座薬を入れ、テーピングで下腹部を保護し、スタート直前に痛みのある箇所を鎮痛スプレーで麻痺させるという荒療治で臨みました。その甲斐もあって、400Mとハードルで優勝することができました。

 ただそのように無理を続けた結果、それから長く続く治療生活が始まってしまったのです。試合後に暫く休養しても下腹部の痛みはなかなか収まらず、筋肉系?内臓系?と原因を掴むために、整形外科、内科をいくつも回りました。
 そのうちにハムストリングを痛めたりと連鎖しました。とにかく休養をすることにして痛みは引いてきたのですが、再度練習を開始した昨年の冬、今度は足底腱膜炎(筋膜炎)になってしまいます。踵の痛みが酷く、強く踏み込めない状況でした。とにかく治すために(途中からはとりあえず試合に出場するために)、評判の治療をいろいろと試してみました。

◆整形外科:骨や筋組織にどれだけの損傷があるか?次の治療につなげる原因を探る。そして、電気療法を続ける。
◆整体・マッサージ:とにかく脚・腰の緊張を緩和する。骨に癒着した筋(膜)をはがす。先生(施術師)のプロの力の差が出る。
◆骨盤矯正:バランスのズレを矯正する。腰はすべての体幹の原点と感じる施術。

 すべての施術を受けましたが、最初のうちはどれもあまり決定的な効果が無く、選手仲間からは「選手は一度は通る道だよ。長くかかるけど、時間が経てば自然と治るよ。」と慰められていました。

私を支えてくれる二人のゴッドハンド

 そんな中で出会えた救世主が、「スポーツマッサージの高井先生」と「カイロプラクティックの田中先生」でした。この二人のおかげで、快方に向かっています。私としては2人の先生の施術で・・・高井トレーナーには「日頃の恒常的な体調ケア、特に筋肉系の専門的なコンディション作り」、田中先生には「身体の全身バランスと痛みを解消する即効的な治療」をお願いしています。試合日を起点として、自分のトレーニング計画の一環としてお世話になっています。
 お二人のおかげで、新型コロナが終息した2021年の世界マスターズ選手権には復活できそうです!!


◆高井先生(小守スポーツマッサージ療院:新宿)
日本でもスポーツトレーナーという分野を実質的に立ち上げた存在の小守スポーツマッサージ療院。スポーツマッサージをベースに鍼・灸などの療法を必要に応じて駆使し、スポーツ選手をはじめダンサーやアーティスト等幅広いニーズに応えた身体機能の回復やコンディショニング等をサポートしています。各界の日本代表やプロスポーツチームの専属トレーナーが在籍しています。
私の担当は高井先生で、新宿本院三光町分室にいらっしゃいます。
もう長い付き合いで、一緒に世界選手権もアジアも日本も制しました。絶対的な信頼のトレーナーです。専属トレーナーとして実業団の陸上部やバトミントンチームを担当されています。
◆田中先生(タナカ・カイロプラクティック・クリニック:渋谷)
陸上競技仲間の間ではゴッドハンド(神の手)と呼ばれています。先進的なカイロプラクティックの技術を取り入れ、職人技的な田中先生の診断とテクニックで劇的な効果があります。私も腰痛と足底筋膜炎で走ることも怖く出場を諦めていた全日本選手権大会に、2週間前から2回だけ通っただけで、出場できるようになり、大会でも  位になった、驚きの経験があります。

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■「足底腱膜炎(筋膜炎)」症状と原因 私のような陸上競技選手や一般の市民ランナーにとって、最も厄介なのが「足底腱膜炎(筋膜炎)」ではないでしょうか。 「足が痛くて走れない」「いろんな治療を試したが効き目が無い」なのに「いつの間にか[…]

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